ブラジルで復活を遂げた“天才ストライカー” インテル復帰の可能性はゼロか

ブラジルで輝きを取り戻したガビゴル photo/Getty Images

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マロッタCEOが移籍を示唆

インテルのCEOを務めるジュゼッペ・マロッタ氏が、現在フラメンゴへレンタル移籍中のガビゴルこと、ガブリエウ・バルボサについて口を開いた。

2016年夏にサントスからインテルへ移籍した現在23歳のカビゴル。ブラジルの天才ストライカーとして、大きな期待を背負って加入するも、なかなかイタリアのサッカーに馴染むことができず、思うような出場機会を得られない。すると、2017年夏からはベンフィカへレンタル移籍。戦いの場をポルトガルへ移したが、ここでも結果を残すことができずに、わずか半年てレンタル期間が打ち切りに。欧州で結果を残ることができなかった。

しかし、2018年1月から古巣サントスへ、2019年1月からフラメンゴへレンタル移籍し、母国復帰を果たすと、これまでのパフォーマンスが嘘だったかのように輝きを取り戻す。昨年は公式戦47試合に出場して20ゴール1アシストを記録し、リーグ戦では得点王(18ゴール)に。今年もここまで公式戦38試合31ゴール10アシストの大活躍で、2年連続の得点王へまっしぐらであり、先日決勝が行われたコパ・リベルタドーレスではチームを優勝へ導いていた。

コパ・リベルタドーレスを制し、トロフィーを掲げるガビゴル(右)photo/Getty Images

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こういった活躍もあり、今年いっぱいでフラメンゴへのレンタル移籍が終了するカビゴルの将来が騒がしくなってきた。本来の所属先であるインテルの未来に期待するファンの声や、インテルは手放すべきではないといった報道も少なくないが、ウェストハムやシャルケといった欧州の様々なクラブからの関心も伝えられている。そんなん中、伊『sky sport』のインタビューで、カビゴルについて聞かれはマロッタ氏は、次のように語っている。

「我々はガビゴルを、毎年のように成長しているラウタロ(・マルティネス)と同じように見ている。彼のレンタルは12月に終了する。我々は彼とのやりとりを慎重に行ってつもりだ。ただ、彼が我々のプロジェクトへ参加することはまずあり得ない。彼にはいくつかオファーがあり、選手とともに全てのオファーを慎重に評価していくだろう」

マロッタ氏のコメントを聞く限り、ガビゴルのインテル復帰の可能性はゼロのようだ。今冬の移籍市場で、同選手は新天地を探すことになるという。はたして、ガビゴルは来年以降、どの国のどのクラブでプレイすることとなるのか。

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