たった28分で“スーパーサブ”になった 1年ぶりのゴールでレスター救った左足

決勝ゴールを挙げたイヘアナチョ photo/Getty Images

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サポーターは覚えていたか

今季プレミアリーグで2015-16シーズンの再現を思わせるかのような快進撃を見せているレスター・シティでは、エースのジェイミー・バーディが絶好調だ。

しかし、プレミアでトップ4入りを確実とするにはバーディの力だけでは不十分だ。全員サッカーで勝ち点を積み重ねていかなければならない。1日のエヴァートン戦では、まさにその全員サッカーが形となった。

1-1で迎えた後半アディショナルタイム、チームを救う一撃を決めたのはFWケレチ・イヘアナチョだ。味方からの縦パスを受けたイヘアナチョは、巧みに相手DFのタイミングを外して左足で見事なゴールを記録。土壇場でチームに勝ち点3をもたらした。
地元紙『Leicester Mercury』は「想像もしなかったヒーロー」とイヘアナチョの一撃を振り返るが、それもそのはず。イヘアナチョにとってこのゲームが今季リーグ戦初出場となり、62分に投入を決めた指揮官ブレンダン・ロジャースの判断は見事だった。

ナイジェリア期待の若手アタッカーであるイヘアナチョは、2017年にマンチェスター・シティからレスターへやってきた選手だ。しかしレスターでも結果を残すことに苦労し、リーグ戦でのゴールは2018年9月のニューカッスル戦以来だった。実に1年以上プレミアリーグでのゴールから遠ざかっていたことになり、イヘアナチョにとっても特別な一撃となったのは間違いない。

米『ESPN』は試合後のドレッシングルームの模様も紹介しているが、ヒーローとなったイヘアナチョはチームメイトから手荒い祝福を受けている。今後もスタメンは難しくとも、スーパーサブとしてレスターを助ける存在になれるはずだ。

全てが噛み合うレスターの快進撃はどこまで続くのか。12月にはマンC、リヴァプールとの連戦も控えており、プレミアリーグを一層盛り上げる12月にしてくれそうだ。



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