“メッシ風”キレキレドリブルも マジョルカの攻撃が久保建英中心になってきた

マジョルカの久保 photo/Getty Images

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右サイドの脅威に

まだ今季のリーガ・エスパニョーラは前半戦の段階だが、早くもマジョルカで主役になりつつあるのが日本代表MF久保建英だ。

今やチームメイトも久保のチャンスメイク力を信頼しており、久保を探しているところがある。久保もその期待に応えるパフォーマンスを見せており、11月30日のレアル・ベティス戦でもチャンスメイクを連発していた。

試合は残念ながら1-2で敗れたが、久保がボールを持てば何かが起こる期待感がある。
後半には右サイドから中央へ向かってドリブルを仕掛け、相手を複数引きつけながらペナルティエリアへ走る味方へパスを出した場面があったが、ドリブルする姿勢もどこかリオネル・メッシを思わせるものがあった。中央へのドリブルで相手を引きつけるのはメッシの得意技でもある。

スペイン『COPE』も、久保がマジョルカの攻撃において重要な役割を担っていると高い評価を与えている。

「久保はマジョルカにおけるセンセーションの1つだ。若い日本人がビセンテ・モレノ率いるチームの攻撃面でますます重要な存在になっていることは間違いない。ベティス戦では前半に2つの明確なチャンスがあり、後半も右サイドで危険だった」

まだゴールは11月10日のビジャレアル戦で挙げた1点のみだが、それでも久保のパフォーマンスレベルが上がってきているのは間違いない。リーガのリズムにも慣れてきたのか、これまで以上に自信を持ってプレイしているように見える。

ついに7日には久保が幼少期を過ごしたバルセロナとの対戦だ。カンテラ(下部組織)で技を磨いた久保にとってバルセロナは特別なクラブのはずで、今後はレアル・マドリードの選手としてライバル関係になる。レアルのサポーターもマジョルカにレンタル移籍している久保がバルセロナ相手に何を見せてくれるのかと注目しているはずで、この一戦を楽しみにしている日本のサッカーファンも多いだろう。

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