ドイツで大迫勇也がもがいている “最大の強み”は“課題”となったのか

地元メディアから課題を指摘された大迫 photo/Getty Images

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「デュエルではあまりにも簡単に……」

日本代表FW大迫勇也が持つ“最大の強み”は失われつつあるのか。同選手に対して、地元メディアから厳しい評価が下されている。

現地時間8日に行われたブンデスリーガ第14節のSCパーダーボルン戦に先発出場するも、見せ場を作ることができずに58分でピッチを後にすることとなってしまった大迫。この試合では持ち味のポストプレイも鳴りを潜め、デュエルで敗北する場面も散見された。

そんな大迫のパーダーボルン戦のパフォーマンスに対して、独『DEICH SYUBE』は「シュートはわずかに2本。デュエルで多くの敗北を喫し、ほとんど目立たなかった。パフォーマンスは非常に悪いものだった」との評価を与えている。続けて、同メディアはこのサムライが抱えている課題も指摘した。
「最初の3試合で3ゴールを挙げて順調な滑り出しを見せたが、この日本人選手は徐々に勢いを失ってきている。特にフィジカルが強靭な相手に対して大迫は問題を抱えており、デュエルであまりにも簡単に敗れてしまう」

相手の激しい寄せに対しても、バランス感覚に優れた身のこなしでボールをキープできるのが大迫の強み。しかし、同メディアはそのストロングポイントが今の彼には失われてしまっていると考えているようだ。パーダーボルン戦のパフォーマンスを見る限りでは、この評価も仕方ないと言えるか。

しかし、ここ数試合のパフォーマンスでチームを指揮するフロリアン・コーフェルト監督の大迫に対する信頼は揺らいでいない様子。同監督はこの試合後、「ユウヤにとって今回は自身のプレイをなかなか表現できない試合となってしまったね。でも基本的に、私は彼に対して非常に厚い信頼を寄せているよ」とのコメントを残している。

はたして今後、大迫は開幕直後のような姿を取り戻すことができるのだろうか。現地時間14日に行われるバイエルン・ミュンヘンとの大一番では“半端ない”活躍で、溜まっているであろう鬱憤を晴らしたいところだ。

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