もうバイエルンを誰も怖がっていない 独の絶対王者は弱体化したのか

7位と苦戦するバイエルン photo/Getty Images

クラブOBも危機感

リーグ戦14試合を消化した段階でバイエルンが7位と、今季のブンデスリーガは何かがおかしい。近年のブンデスリーガは優勝争いが盛り上がらないリーグと捉えられていたが、今季は予想もつかない大混戦だ。

他クラブが頑張っているのも盛り上がっている理由の1つだが、バイエルンの調子が上がってこないことも大きな理由だ。バイエルンが以前のように連勝を続けていれば、このような混戦とはならない。

バイエルンが弱体化していると考えることもでき、『Sky Sport』ではクラブOBローター・マテウス氏も他クラブがバイエルンのことを怖がらなくなったと嘆く。以前ほどリスペクトされることがなくなり、対戦相手がバイエルン相手に勝ち点3を堂々と狙ってくるのだ。

「相手はバイエルンへの恐怖心を失っている。たとえリードを許しても、彼らはバイエルンに勝てると信じている。これは昔ではかなりレアなことだ。もしバイエルンの弱体化が続き、ボルシアMG、ライプツィヒ、ドルトムントが良いプレイを続ければシーズンの最後まで緊張感が続くだろう」

今月18日にはフライブルクとの対戦が控えているが、現段階ではフライブルクの方が5位と順位が上なのだ。バイエルンにとっては非常に珍しい時間となっており、もうバイエルンが負けることもサプライズとは呼べなくなってきている。

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