大逆転劇のアタランタ、CLの歴史に名を刻む 主将「本当に信じられない」

主将としてアタランタを牽引するA・ゴメス photo/Getty Images

3連敗スタートからGL突破

今季、チャンピオンズリーグ(CL)に初出場を果たしたアタランタが、同大会の歴史にその名を刻んだ。

11日に行われたCLのグループリーグ最終節で、シャフタールとアウェイで対戦したアタランタ。前半をスコアレスで折り返したが、後半に3点を奪い、3-0の勝利を収めた。この結果、第5節終了時点で最下位に沈んでいたアタランタは勝ち点を「7」まで伸ばし、同時刻に他会場で行われた試合でマンチェスター・シティがディナモ・ザグレブを撃破したことで、2位に浮上。開幕3連敗スタートからドラマチックな大逆転劇で、見事グループリーグ突破を決めたのだ。

データサイト『opta』によると、グループリーグの最初の3試合を落としたクラブが、ノックアウトステージへコマを進めたのは、今回のアタランタがCL史上初めてとのことだ。全6試合に出場し、キャプテンとしてチームを牽引した元アルゼンチン代表MFアレハンドロ・ゴメスも試合後、伊『sky sport』のインタビューで「サッカー界とこのクラブの歴史に残る試合になっただろう」と喜びを語った。

さらに「本当に信じられない。この特別な気持ちは言葉に表すことができないね。今夜スタジアムにいた全員の記憶にも、長くとどまると思うよ。アタランタにいる僕ら全員は、根本的に謙虚な姿勢を持っている。世界クラスの選手やスーパースターを呼ぶことはできないけど、努力と犠牲によってこの結果を成し遂げることができた。“ラ・デア”(アタランタの愛称で女神の意)がヨーロッパリーグ(当時UEFA杯)へ挑戦していた1990年ごろのチームに似ているね。このチームはセリエAで4位になったときから、非常に正しいアプローチでサッカーに取り組んできたんだ」と話している。

はたして、アタランタはこの逆転劇の勢いそのままに、ノックアウトステージで飛躍を遂げることができるのか。

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