[日本代表]小川航基がデビュー戦でハットトリック達成 大量5得点で香港代表を圧倒

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東京五輪世代が大爆発

日本代表は14日、『EAFF E-1サッカー選手権2019』の決勝大会第2節で香港代表と対戦した。2013年以来3大会ぶりの優勝を目指す日本代表。この試合で森保一監督は前回の中国代表戦からスタメン11人を全て変更。今季のJリーグでMVPと得点王を受賞した仲川輝人(横浜FM)や、ベストヤングプレイヤー賞に選ばれた田中碧(川崎)ら7名がA代表デビューを飾るフレッシュなメンバー構成となった。

試合は開始早々から動く。8分、仲川がさっそく持ち味を生かして相手ペナルティエリア右から仕掛ける。この突破は相手DFに防がれるも、フワリと浮いたこぼれ球に菅が反応。ボールの落ち際に左足を振り抜き豪快なボレーシュートを放つと、ボールは相手ゴール右に突き刺さった。21歳の一発で日本代表が先制に成功する。

日本の勢いはまだ止まらない。2点目はセットプレイから。14分、左からのCKを得た日本代表はキッカーを務める大島が中央へ鋭いボールを供給。これに中央で相手DFとの競り合いを制した田川がヘディングでゴールへと流し込んだ。その後も攻撃の手を緩めない日本代表は、小川が26分と46分に追加点を挙げスコアを4-0に。前半のボール支配率は76%を記録し、香港代表を圧倒したまま最高の形で試合を折り返すこととなった。
後半に入って最初のビッグチャンスは49分。CKのショートコーナーから大島がドリブルで中央へ侵入すると、ペナルティエリア内に入ったところでDFの股を抜くシュートを放つ。しかし、これは枠を捉えたものの相手GKの好セーブに遭ってゴールならず。得点にこそならなかったが、前半から日本代表の攻撃を司っていた主将が見せ場を作る。

順調に試合を運ぶ日本代表。56分にはポストを掠めるシュートを打たれヒヤリとする場面もあったが、それでも主導権は譲らない。58分、CKの流れから大島が抜け出し左サイドからクロスを供給。ボールは相手DFを掠めるも、ゴール前にいた小川は冷静に頭で押し込んだ。これで小川はハットトリックを達成。デビュー戦での3得点は日本代表史上3人目の快挙となった。

その後も前線の配置を入れ替えながら得点を狙った日本代表。追加点は奪えなかったが、惜しいシュートも何本か放ち最後まで香港代表ゴールを脅かした。これでE-1選手権2連勝。チャンスを貰った東京五輪世代の多くが躍動し、18日に行われる韓国代表との大一番に向けて弾みをつける結果となった。

[メンバー]
日本代表:大迫敬介、菅大輝、田中駿汰、渡辺剛、古賀太陽、大島僚太、仲川輝人、相馬勇紀、田中碧(→畠中槙之輔 67)、田川亨介、小川航基(→上田綺世 84)

[スコア]
日本代表 5-0 香港代表

[得点者]
日本代表:菅(8)、田川(14)、小川(26、46、58)

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