“爆速”の赤い悪魔を完成させる ブレないスールシャールが1年で築いたもの

マンUを指揮するスールシャール photo/Getty Images

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確かなビジョンで作り上げたヤングな集団

2018年12月19日よりマンチェスター・ユナイテッドでスタートしたオーレ・グンナー・スールシャール政権は、間もなく1年を迎えようとしている。

昨季もトップ4には入れず、今もリーグ戦では6位。マンUが劇的に変化したとの印象はない。ただ、スールシャールは確かなビジョンを持って仕事に取り組んできた。徐々にその芽が出てきていると言っていいのではないだろうか。

英『Daily Mail』によると、スールシャールは自身のチーム作りについて「我々は素早いトランジション、スピーディーでパワー、パーソナリティある攻撃的サッカーを取り戻したかった。それが我々のやっていること。私には18ヶ月でどのようなチームになっていたいかとのビジョンがある」と語っていた。
スピード溢れる攻撃サッカーという点においては、マーカス・ラッシュフォード、アントニー・マルシャル、ダニエル・ジェイムズらを中心に完成形が見えてきている。前節ではマンチェスター・シティを撃破したが、カウンターに入った時のスピード感はかなりの迫力がある。

ロメル・ルカク、アレクシス・サンチェス、クリス・スモーリングはチームを離れ、ネマニャ・マティッチの出番も減少。代わりにラッシュフォード、スコット・マクトミネイら若い選手をチームの中心に据えるなど、スールシャールはなかなかに大胆な手を打ってきている。

常にリーグ優勝を争っていたアレックス・ファーガソン体制時のマンUに戻るまでには時間がかかるだろう。しかし、スールシャールのおかげでマンUにはようやく進むべき道が見えてきたのではないだろうか。

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