香川、岡崎、柴崎だけじゃない スペイン2部でもがく“東京五輪世代”のGK

五輪出場を目指す山口 photo/Getty Images

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貴重な海外組GK

現在スペイン2部のセグンダ・ディビシオンではレアル・サラゴサMF香川真司、ウエスカFW岡崎慎司、デポルティーボMF柴崎岳がプレイしていることもあり、日本からも注目を集めるコンペティションとなっている。

しかし、戦っているのは彼らだけではない。スペイン2部では東京五輪への道を開こうと懸命に奮闘している若きGKがいるのだ。

エストレマドゥーラに所属する21歳GK山口瑠伊である。東京五輪を目指す山口はFC東京のユースを経て2014年にフランスのロリアンへ渡り、エストレマドゥーラには2017年に加入した。
まだポジションを確保できたわけではないが、今季はリーグ戦でもデビューを果たした。残念ながら1-3で敗れてしまったが、山口にとって大きな一歩と言えよう。

スペイン『El Desmarque』も山口のことを特集しており、東京五輪行きを夢見るGKと紹介している。デビューした勢いそのままにエストレマドゥーラで出場機会を増やすことができれば、東京五輪を戦う日本代表に選出される道が見えてくると注目しているのだ。

何より日本人GKが海外でプレイするケースは珍しい。最近は川島永嗣、権田修一、ダニエル・シュミットなどA代表のGKが海外でプレイしているが、今まで日本人GKが海外でプレイするには大きな壁があった。

同メディアも山口のキャリアを日本人GKとしては珍しく、先駆者のような存在と伝えている。

海外での経験は貴重で、東京五輪世代にはPSVのMF堂安律、マジョルカのMF久保建英、ボローニャDF冨安健洋など海外組も入っている。山口もそこに入りたいところだが、東京五輪でゴールマウスを守るのは誰になるのか。

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