指揮官が明かした中島翔哉の「変化」のキッカケ 7戦ぶりの先発で存在感

トンデラ戦でフル出場を果たした中島 photo/Getty Images

「私好みのゲームを作ってくれた」

日本代表MF中島翔哉が所属するポルトは16日、プリメイラ・リーガ第14節でトンデラと対戦。フランシスコ・ソアレスの2ゴールなどで3-0の勝利を収め、首位ベンフィカを勝ち点差「4」できっちりを追走している。

中島はこの一戦で、第7節(リオ・アヴェ戦)以来7試合ぶりのスタメンに抜擢。ゴールこそなかったものの、2つのゴールの起点となったり、持ち味の鋭いドリブルを披露したりするなど、フル出場を果たして勝利に貢献した。そんな中島を、チームの指揮官と務めるセルジオ・コンセイソン監督も絶賛している。

ポルトガル『MAISFUTEBOL』によると、試合後のインタビューでコンセイソン監督は「私が彼に期待しいることは、全てのプレイヤーに期待していることと同じ。最大の献身性と、日々みんなと同じように努力し続けることだ」と述べつつ、トンデラ戦で存在感を発揮した中島について次のようなコメントを残したという。

「みなさんのほとんどが知らない状況といえば、2週間前に彼の家族がここへきたこと。これが彼の気分を少し変化させた。中島を起用しようと思ったのは、チームを助けるための興味深いクオリティを持っていたからだ。ただ、サッカーはボールを扱うだけではない。我々は素晴らしいチームであり、選手も常に素晴らしくてはならない。今日の試合で彼は、過去数週間プレイしてきた様々な選手と同様に力を証明してくれた。彼は私好みのゲームを作ってくれたよ」

中島はこの調子で、コンセイソン監督の信頼を勝ち取る事ができるのか。同選手のここからの巻き返しに期待だ。

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