ロナウドの名前がない 闘将ロイ・キーンが選ぶマンU時代の“ワールドクラス”

長きにわたってマンUを支えたギグスとキーン photo/Getty Images

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一緒にプレイした偉大な5名

現役時代にマンチェスター・ユナイテッドで長きにわたり活躍し、キャプテンも務めた元アイルランド代表MFロイ・キーン氏。この闘将が、マンU時代に一緒にプレイした選手の中で「ワールドクラス」だと思う選手の名前を挙げ、注目を集めている。

1998-99シーズンの欧州制覇を始め、7度のリーグ優勝など数々のタイトル獲得を経験したキーン氏が、「ワールドクラス」に挙げたチームメイトは5名。英紙『THE Sun』によると、まず初めに名前が挙がったのが「ライアン・ギグス」だ。同氏は現役時代にマンU一筋を貫いたレジェンドについて次のように述べた。

「これまでワールドクラスの選手について話す機会がほとんどなかった。でも今振り返ってみると、ギグシー(ギグスの愛称)はそのクラスに入れる必要があるね。私は9年も、10年も、11年も常にワールドクラスで居続けた選手を選ぶ。ギグシーは明らかにそれよりも長く活躍していた。これが私にとって素晴らしい選手であるためのキーポイントだよ。一貫性がね。何年間も良い状態であり続ける必要があり、ギグシーは最高のお手本だった」

キーン氏とプレイしていた頃はまだまだ若僧だったロナウド(左) photo/Getty Images

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そして、華麗なストライカーとして「マーク・ヒューズ」を挙げつつ、「エリック・カントナ」と「ポール・スコールズ」も選出。さらに「私にとって神のような存在であるデニス・アーウィンがプレイしている姿を想像してみてよ。彼は左サイドバックでも、右サイドバックでもプレイでき、ゴールも決めることができる。怪我も全然しないし、ロッカールームでも素晴らしい男だった。デニスは私にとってワールドクラスの選手だ」と述べ、母国の大先輩の名前を挙げている。

一方で、2003-04シーズンから2シーズンにわたって一緒にプレイし、現在世界最高の選手のひとりと称されるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは選ばれず。同紙は「マンUの選手としては、1968年のジョー・ベスト以来のバロンドールを獲得したにもかかわらず、ロナウドが省かれたのは多くの人を驚かせただろう」と綴っている。

ただ、ロイ・キーン氏と一緒にプレイしていたころのロナウドは18、9歳と、主力としてプレイしていたもののまだまだ若僧だった。同氏にとってはロナウドよりも、偉大な先輩や長い時間をともにした一流の同世代の方が、衝撃は大きかったのかもしれない。

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