偉大すぎて後釜が見つからない マンCが悩むアグエロの後継者問題

長きにわたってマンCを牽引するアグエロ photo/Getty Images

ジェズスも素晴らしい選手だが

やはり、この男はマンチェスター・シティにとって替えがきかない選手なのだろう。ジョゼップ・グアルディオラ監督がアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロが同クラブにとっていかに重要な存在であるかを語っている。

現在31歳のアグエロは2011年にアトレティコ・マドリードからマンCに加入。今季のチームでは2010年から在籍する元スペイン代表MFダビド・シルバに次ぐ古株で、4度のプレミアリーグ制覇をはじめとした多くのタイトル獲得に貢献してきた。クラブ通算成績は355試合244得点。高い決定力で近年躍進を遂げるマンCを支えている。

そんなアグエロの現行契約は2021年まで。クラブとしては、そろそろベテランの域に達した同選手の後継者を見つけておきたいところだろう。しかし、グアルディオラ監督はアグエロの後釜を見つけることは容易ではないと次のように語っている。

「セルヒオが去った後に別の素晴らしいストライカーがやって来る可能性はある。だけど、彼は我々にとってかけがえのない存在なんだ。ガブリエウ・ジェズスも素晴らしい選手だけどね。クラブは彼の後釜を見つける準備をしているだろうが、もちろんそれは簡単なことではない」

「セルヒオと一緒に仕事をすることは喜びだよ。納得いかないこともあるだろうが、彼は私の決断を受け入れてくれる。他のスーパースターなら、普通それを受け入れないよ。彼のキャラクターや実績を考えると、それに匹敵する選手を見つけるのは簡単なことでないね」

指揮官がアグエロの後継者問題について、このように話したことを英『Daily Mail』が伝えている。現時点で後継者の最右翼とみなされているのはブラジル代表FWガブリエウ・ジェズス。だが、グアルディオラ監督はアグエロの実績やチーム内での影響力を考えると、彼が後釜としてふさわしい存在になるまでにはもう少し時間が必要と考えているか。もはやマンCのレジェンドとなったアグエロだが、偉大すぎる存在となったがゆえにクラブはこの先少し苦労することとなるかもしれない。

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