TOP10は全てセーブ率“70%”以上 2010年代「CLセーブ率ランキング」が名手揃い

かつてチェルシーやアーセナルで活躍したチェフ photo/Getty Images

欧州の舞台で輝いた守護神たち

GKとは1つのミスで評価が大きく変わり、それまでのスーパーセーブもすべて水に流されてしまう厳しいポジションだ。チャンピオンズリーグのような大舞台で致命的なミスを犯してしまえば、印象によって評価も下がりやすい。それだけに正当な評価を下す必要がある。失点が多いから能力の低いGKと決めつけることもできないのだ。

そんな中、データサイト『Opta』が2010年代が終わるこのタイミングで、2010年から少なくともCLで20試合に出場したGKのセーブ率ランキングTOP10を紹介している。はたして、2010年代に欧州最高峰に舞台で最も高いセーブ率を記録した守護神は誰だったのだろうか。

10位 ジャンルイジ・ブッフォン(72.6%)
9位 ダビド・デ・ヘア(72.8%)
7位 ジョー・ハート(73.8%)
7位 マヌエル・ノイアー(73.8%)
6位 イケル・カシージャス(74.2%)

まずは10位から6位。TOP10だけあって、すでに名手がズラリと並ぶ結果となっている。全員セーブ率は70%を優に超える数字だ。素晴らしいとしか言いようがない。デ・ヘア、ノイアーあたりはまだ所属クラブでレギュラークラスをキープしており、今後TOP5も狙えるはずだ。

5位 アリソン・ベッカー(75.2%)
4位 マルク・アンドレ・テア・シュテーゲン(75.5%)
3位 ケイロル・ナバス(76.2%)
2位 ヤン・オブラク(78.5%)
1位 ペトル・チェフ(78.7%)

次にTOP5。こちらは皆セーブ率が75%を超えてきた。5位にはASローマやリヴァプールで75.2%のセーブ率を記録したアリソンがランクイン。「GK版バロンドール」とも呼ばれるヤシン・トロフィーの初代受賞者となった同選手のセーブ率はこれからも上昇し続けるか。4位のテア・シュテーゲンもバルセロナ不動の守護神として名門のゴールマウスを守り続けている名手だ。

そして、3位には少々意外とも言える選手が入った。今夏レアル・マドリードからパリ・サンジェルマンに活躍の場を移したナバスだ。とはいえ、彼はレアルのCL3連覇に貢献したGK。そういう意味では、TOP3入りも当然と言えるかもしれない。

惜しくも2位となったのは、78.5%のセーブ率を記録しているアトレティコ・マドリードのオブラクだ。現“世界最高のGK”との呼び声も高い同選手。そう呼ばれることも頷けるセーブ率となっている。2020年代も彼が見せる驚きのセーブに期待したい。

そして、映えある第1位に輝いたのはチェルシーやアーセナルで活躍し、昨季限りで現役を引退したチェフ。彼の超人的なセーブは今も多くのサッカーファンにとっては記憶に新しいところだろう。2011-12シーズンにチェルシーがCL制覇を成し遂げた際、彼は間違いなく同クラブにとって必要不可欠な選手だった。

2010年代のCLを彩った10名の守護神。現役の選手も多いだけに、彼らのさらなる飛躍に期待したい。

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