イブラは本当にミランの救世主か バロテッリ、カカー、気になる“復帰タブー”

ミラン時代のイブラヒモビッチ photo/Getty Images

38歳のベテランFWに過度な期待は禁物

なかなか成績が上がらないミランに王様・イブラヒモビッチが帰ってきた。2010-11シーズンにミランをセリエA制覇へ導いているレジェンドストライカーは、不振にあえぐ名門を再び浮上させる大役を任されることになった。

サポーターもイブラヒモビッチに期待をかけていることだろうが、そんな簡単に事態は変わるだろうか。伊『TuttoSport』は、これまでミランに戻ってきた選手たちは等しく苦戦していると取り上げる。

例えば2015年にはリヴァプールからFWマリオ・バロテッリが戻ってきたが、話題になったのは私生活の方ばかり。怪我も重なり、2015-16シーズンはリーグ戦わずか1得点しか奪えなかった。

2008年にはクラブのレジェンド的存在だったFWアンドリー・シェフチェンコが戻ってきたが、結果は散々だった。2000年代前半の輝きを知るサポーターとしては残念な復帰劇となってしまった。

他にもレアル・マドリードから戻ってきたMFカカー、2016年1月より半年だけミランに戻ってきたMFケビン・プリンス・ボアテングなど、同メディアはミランに「復帰タブー」のようなものがあると指摘している。

カカー、シェフチェンコらはややピークを過ぎた状態でミランへ戻ってきたため、以前の輝きを求めるのは酷というものだ。これはイブラヒモビッチにも当てはまる話で、38歳となったイブラヒモビッチに2010-11シーズンのような活躍を求めるのは難しいだろう。

イブラヒモビッチは2011-12シーズンにもリーグ戦28得点を記録しているが、ここまで数字を伸ばすのは現実的ではない。ミランではイブラヒモビッチが救世主のように扱われているが、さすがの怪物にも過度な期待は禁物か。

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