スペインでも岡崎慎司のゴールセンスは変わらない 前半戦で掴んだファンの心

ウエスカでプレイする岡崎 photo/Getty Images

得点数以上の評価

泥臭く貪欲にゴールを狙い続ける点取り屋・岡崎慎司の姿勢は、33歳になった今も健在だ。今季から活躍の場をスペイン2部のウエスカに移しているが、岡崎が優れたストライカーというのは前半戦だけで十分に証明できたはずだ。

岡崎は22日に行われたレアル・サラゴサ戦でも得点を記録しており、サラゴサに所属するMF香川真司とのシンジ・ダービーを制したと話題になった。

岡崎はこれがリーグ戦4点目で、早くも前線で重要な存在となりつつある。スペイン『as』も前半戦で岡崎がウエスカのサポーターの心を掴んだと伝えており、スペインでのスタートは上々と言っていいだろう。

得点数こそ4点とやや物足りないかもしれないが、岡崎はVARでゴールを取り消されるケースが非常に多くなっている。同メディアも今季だけで6回VARに巻き込まれていると伝えているが、最終ラインとギリギリの飛び出し合戦を繰り広げる岡崎のようなストライカーはVARで細かくオフサイドをチェックされると厳しくなる。VARとの相性は悪いタイプのFWと言っていいだろう。

VARの餌食になっているのは残念だが、サポーターは岡崎がゴールに絡む力を持っていることを理解している。VARで取り消されたものも含め、岡崎の得点力は評価されているのだろう。

ウエスカは現在3位につけており、昇格を果たすことも不可能ではない。後半戦はさらなる岡崎のゴールラッシュに期待したいところで、目指すはドイツ、イングランドに続く3カ国目での大成功だ。

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