エジルは2位、アザールは3位 2010年代欧州No.1“チャンスメイカー”は

現在、マルセイユでプレイするパイェ photo/Getty Images

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チャンスクリエイト数ランキング

2019年もまもなく終わり、2020年に突入する。2010年代が終わることもあってか、データサイト『opta』がここ10年間の様々なデータのラインキングを発表している。今回注目したのは、欧州5大リーグで2010年代に最も「チャンスクリエイト数」が多かった選手だ。

近年、正確なキックでチームに多くのチャンスをもたらし、ビッグクラブの心臓としてプレイしているレアル・マドリードのトニ・クロースが9位(634回)、ユヴェントスのミラレム・ピャニッチが8位(641回)、マンチェスター・シティのケビン・デ・ブライネが7位(653回)に名を連ねている。

そんな中、トップ5入りを果たしたのは、世界最高のプレイヤーのひとりとして2010年代のサッカー界を牽引したバルセロナのリオネル・メッシだ。自身がゴールを挙げるだけでなく、やはりチームメイトを活かすプレイも多く、ここ10年間のチャンスクリエイト数は「789回」となった。
2位から4位には、2010年代を主にプレミアリーグで凌ぎを削ってきた3選手がランクイン。4位には今やマンCの顔となっているダビド・シルバが「812回」、3位には欧州屈指のドリブラーであるエデン・アザールが「830回」、2位には天才ファンタジスタのメスト・エジルが「916回」で入っている。

そして、見事1位に輝いた選手はなんと、ビッグイヤーを争うようなクラブでプレイした経験はない。リールやウェストハムなどを渡り歩き、2017年に古巣マルセイユへ復帰を果たしたディミトリ・パイェだ。キックの精度はピカイチで、欧州の中でもトップクラス。EURO2016などでも注目を集めた屈指のチャンスメーカーである。チャンスクリエイト数はここ10年間で驚異の「974回」を記録しており、2位のエジルより50回以上も多い数字となった。
 
欧州5大リーグここ10年間のチャンスクリエイト数のトップ10は以下の通り

1位 ディミトリ・パイェ(マルセイユ) 974回
2位 メスト・エジル(アーセナル) 916回
3位 エデン・アザール(レアル・マドリード) 830回
4位 ダビド・シルバ(マンチェスター・シティ) 812回
5位 リオネル・メッシ(バルセロナ) 789回
6位 リヤド・ブデブズ(サンテティエンヌ) 663回
7位 ケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ) 653回
8位 ミラレム・ピャニッチ(ユヴェントス) 641回
9位 トニ・クロース(レアル・マドリード) 634回
10位 アンヘル・ディ・マリア(パリ・サンジェルマン) 631回

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