8000万ポンドのDFがワールドクラスじゃない マンUの守備に変化なし

マンUのマグワイア photo/Getty Images

向けられる厳しい視線

「ハリー・マグワイアはワールドクラスのセンターバックではない」

そんな厳しい指摘をしたのは英『90min』だ。マグワイアは昨夏に8000万ポンドもの移籍金でチームに加わった選手だが、マンUの守備に大きな変化は見られない。先日のアーセナル戦も0-2で落としており、マグワイアの実力に疑問の声が出るのも仕方がないだろう。

マンUは今季リーグ戦で3回だけクリーンシートを達成しているが、リーグ戦21試合を消化した段階でクリーンシートが3回しかないのは昨季と全く同じなのだ。マグワイア効果があるのかは分からないのが正直なところだ。

もちろん守備はマグワイア1人だけで改善するものではないが、リヴァプールが7500万ポンドの移籍金で獲得したDFフィルジル・ファン・ダイクは不安定と言われていたチームの守備をあっという間に変えてしまった。今のリヴァプールは堅守のチームとの印象までついており、マンUサポーターもマグワイアに同じ仕事を期待していたはずだ。

「DF最高額での移籍ながら、5ヶ月経ってマグワイアが問題解決の答えではないことがはっきりしてきている」

同メディアはそう伝えているが、マンUの守備は不安定なままだ。当初よりマグワイアに8000万ポンドもの価値があるのか疑問視する声もあり、ファン・ダイクと比較されると苦しくなってしまう。ファン・ダイクは今やバロンドールも狙えると言われるほどのセンターバックになっている。

果たしてマグワイアは8000万ポンドの価値があることを後半戦で証明できるのか。1月は首位リヴァプールとのリーグ戦や、マンチェスター・シティとのカラバオ杯・準決勝も予定されている。強豪をシャットアウトする展開をサポーターも求めており、マグワイアもチームもこのままシーズンを終えることはできないだろう。

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