今度のレアルは“堅守型” 32年ぶりの記録打ち立てた守備でロナウドの穴埋めを

安定感を保つレアル photo/Getty Images

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大量得点ばかりが勝利のカギではない

レアル・マドリードは退団したFWクリスティアーノ・ロナウドの穴をどう埋めていくのか。これは昨季から続く超難解なミッションなわけだが、カリム・ベンゼマやエデン・アザールら攻撃陣の奮闘に期待するだけが穴埋めの方法ではない。

より守備を安定させる方法も、ロナウドの穴埋めになるのではないか。ロナウドがいた頃のレアルは大量得点を奪うゲームも珍しくなかったが、そんなド派手なサッカーと真逆の道を行くのも1つの手だ。

レアルは5日にヘタフェを3-0で撃破したが、ここまでリーグ戦19試合を消化して失点数は僅か12点だ。スペイン『as』によると、これは1987-88シーズン以来の記録だという。
当時も19試合を消化した段階で12失点に抑えており、32年ぶりにその数字に並んだことになる。昨季は現段階で24失点を喫していたため、そこから考えると大きすぎる進歩だ。

チャンピオンズリーグ制覇を果たした2013-14シーズンでも、19試合消化時点での失点数は21点もあった。今季レアルはチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦で攻撃自慢のマンチェスター・シティと対戦するが、今の守備力を維持できれば大きな自信となるに違いない。

守護神のティボー・クルトワが安定しているのも大きく、昨季の批判から一転して32年ぶりの記録を達成するとは驚きだ。

18日にはセビージャ、2月に入ればアトレティコ・マドリードとの戦いも控えている。守っているだけではダメだが、守備が安定していれば計算を立てやすくなる。今季はこれまでと異なる形でリーグ制覇&チャンピオンズリーグ制覇を目指すシーズンとなっている。

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