“100億円”でも安すぎた? マンCの天才司令塔はバーゲン価格だったのか

マンCで唯一無二の存在となっているデ・ブライネ photo/Getty Images

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当時のクラブ史上最高額も

両足から繰り出される必殺パスに、相手の急所に走り込める走力と戦術眼を併せ持ったマンチェスター・シティのベルギー代表MFケビン・デ・ブライネ。彼が世界トップクラスのMFであることは、もはや誰もが認めるところだろう。名将ジョゼップ・グアルディオラの懐刀としてこの28歳は自身の待てる力を存分に発揮している。

しかし、マンCが2015年夏に彼を獲得した際はその移籍金が高すぎるのではないかとの批判も一部からは噴出していた。その金額は当時クラブ史上最高額となる5500万ポンド(約102億4000万円)。たしかに、いくらヴォルフスブルクで大活躍を披露していたとはいえ、一度プレミアで挫折を味わった男にこの金額はたしかに高すぎる気がしなくもない。しかし、今となってはこの移籍金ですらバーゲン価格だったと、クラブOBのマイカ・リチャーズ氏は主張する。

「デ・ブライネは私が思うに世界最高のMFだ。チェルシーではうまくいかなかったけれど、彼自身のクオリティを証明するために戻ってきたんだ。当時は彼の移籍金が高すぎるなんて話もあったね。でも、今はその2,3倍の価値があるよ。彼の一貫性は素晴らしいんだ。チームがうまくいっていない時でも、デ・ブライネは関係なく常に何かを起こすことができる。彼こそがマンCのキーマンだよ」
リチャーズ氏がこのように語ったことを英『Daily Mail』が伝えている。デ・ブライネの価値が獲得当初よりもだいぶ跳ね上がっていると話した同氏。昨今の移籍金高騰を考えれば、2,3倍という金額もありえない話ではないか。

マンCで最高の時間を過ごすデ・ブライネ。はたして、彼はいったいどこまでプレミアでその影響力を拡大するのだろうか。今季はゴール、アシスト共にキャリアハイを狙えそうなだけに、まだまだ成長は続きそうだ。

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