マンUはマディソンよりも彼を優先せよ 昇格組で暴れる24歳の司令塔

アストン・ヴィラで躍動するグリーリッシュ photo/Getty Images

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創造性に富んだゲームメイカー

マンチェスター・ユナイテッドは現在、オーレ・グンナー・スールシャール監督の下で長期的な再建を迫られている。その計画の一環として、中盤に欲しい人材は誰か。現地ではレスターのイングランド代表MFジェイムズ・マディソンがトップターゲットになっているとも噂されている。

しかし、マンUが注視しているのはマディソンだけではない。もう一人の補強候補とみなされているのは、アストン・ヴィラでプレイするジャック・グリーリッシュだ。昇格クラブの中心選手として今季プレミアで躍動している24歳。ゲームメイク、ドリブル、ミドルシュートの能力はどれも高水準で、攻撃的MFに求められる武器をいくつも備えている。確保できればマンUの中盤に創造性をもたらしてくれることだろう。

マディソンとグリーリッシュ、マンUはどちらを確保しにいくべきか。おそらくはマディソンと答える人が多いかもしれない。しかし、今季途中までカーディフを指揮しこれまで様々なプレミアクラブを率いたニール・ウォーノック氏は後者を推している。
「グリーリッシュと対面している時、彼がとても小さな人だと感じたよ。息を吹きかけただけで何処かへ飛んで行ってしまいそうだったね。でも、彼の持っている能力は素晴らしいんだ。マンUの選手としても十分通用するさ。グリーリッシュは今季よくジェイムズ・マディソンと比較されているね。どちらも若いし、プレミアで目を惹くMFだからだろう。そして双方ともマンUのターゲットになっていると噂されている。どちらか一方は移籍すると思うな。マディソンはボックス・トゥ・ボックスのタイプとしてはグリーリッシュよりも優れた選手だ。でも、ジャックはアタッキングサードで少し特別な魔法をかけることができる逸材だと思っているよ。まさにマンUが欲しがっているような選手なのさ」

ウォーノック氏がこのように語ったことを英『talkSPORT』が伝えている。現在、マンUの課題となっているのはカウンターアタック以外の得点パターンを増やすこと。高速カウンターは攻撃的に仕掛けてくる強豪チーム相手にこそ通用するが、守備を固めてくる格下クラブを相手にした際うまく機能しないことも多い。この現状を鑑みて、ウォーノック氏は展開力に優れたグリーリッシュをオススメしているのだろう。創造性のある選手がいるかいないかで、マンUの攻撃は劇的に変わるかもしれない。

はたして来夏、マンUは中盤のポジションに誰を加えるのだろうか。今回のウォーノック氏のアドバイス。耳を傾けてみる価値はありそうだが。

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