クラブ通算“100得点”はすぐそこに ローマのエースに迫る偉業達成の時

絶対的エースとしてローマを牽引するジェコ photo/Getty Images

大台まであと「3」

今季からパウロ・フォンセカ新監督を招いて、再起を図るASローマの前線にはここ一番で頼れるストライカーがいる。ボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコだ。

2015年夏にローマへ加入したジェコは初挑戦となった“堅守の国”イタリアでも前評判に違わぬ得点力を発揮。加入初年度から二桁ゴールをマークすると、その後もジャッロ・ロッシに欠かせぬストライカーとして前線に君臨。絶対的エースとしての地位を確立した。今季もここまで公式戦23試合で10ゴール。MFアレッサンドロ・フロレンツィ不在時には腕章も託されるなど、エースとして、そしてチームリーダーとして気を吐いている。

在籍4年半ですっかり“ローマの男”となったジェコ。そんな彼がクラブの歴史に名を刻む時が近づいている。これまでジェコがローマで積み上げたゴール数は実に「97」。クラブ史上4人目となる100ゴール達成が目前に迫っているのだ。過去にフランチェスコ・トッティ(307得点)、ロベルト・プルッツォ(138得点)、ヴィンチェンツォ・モンテッラ(101得点)の3名しか成し遂げていないこの記録。達成は多くのロマニスタが心待ちにしているはずだ。

残り3得点に迫った偉業。現地の人々も気になっているようで、次節ユヴェントス戦を前に伊『Sky Sport』がジェコへ「ローマでの得点数が97となったが」との問いをぶつけている。しかし、本人は至って冷静なようだ。この質問に対し、“ボスニアのダイヤモンド”と称されるこのストライカーは次のように回答している。

「でも、もっと多く決めた人もいるだろう? 自分のゴールよりも、今はより多くの勝ち点の方が欲しいね。でも、僕はここで多くのシュートを沈めてきた。将来的にはもっと多くのゴールを決めたいと思っているよ」

クールな返答でゴール数は意識していないと語ったジェコ。しかし、彼がゴールを決めればそれだけチームが勝ち点3をゲットするチャンスは広がる。昨季王者相手にハットトリックで偉業達成。なんて最高のシナリオを思い描いているファンも少なからずいるだろう。

はたして次節、このストライカーは自身がローマでの初ゴールを記録した相手に対してどのようなパフォーマンスを披露するのだろうか。大爆発で勝ち点3とゴールを両獲りといきたいところだ。

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