南野拓実が明かすリヴァプール行きを決めた理由 「正直ビックリしました」

今冬のリヴァプール加入について語った南野 photo/Getty Images

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クロップと話したことで増した“想い”

今冬ザルツブルクからイングランドの強豪であるリヴァプールへ加入した日本代表FW南野拓実。現在“世界最強”との呼び声も高い同クラブにこのサムライが移籍したことは大きな話題となった。この知らせに驚き、歓喜した人も多いだろう。

そんな素晴らしいステップアップを果たした南野だが、この取引はどのようにして進んでいったのだろうか。仏『France Football』のインタビューに登場した南野は、「なぜリヴァプール移籍を決めたのですか?」との質問に対して、移籍の経緯や自身の心境の変化を交えながら次のように語っている。

「僕は今地球上に存在する中で最高のクラブからオファーを受けました。それは僕にとって大きな意味があります。素晴らしいチャンスだし、これは自分が本当に掴みたかったものだと感じたんです。話は僕らの側(ザルツブルク)から始まりました。リヴァプールが興味を持ってくれていることは知っていましたけど、正直ビックリしましたね。チャンピオンズリーグで彼らと2度にわたって対戦し、クロップと話す機会を得た後、僕の中で挑戦したいという思いがさらに強くなりました。アンフィールドでゴールを決めたことで自信が持てましたね。当時は時間をかけてこの雰囲気を味わなければならないと自分に言い聞かせました」
移籍が具体的になってきた段階で、ユルゲン・クロップ監督と話す機会があったと明かした南野。世界屈指の指揮官と直接言葉を交わしたことで、彼の気持ちは一気に“挑戦”へと傾いたようだ。

そして、さらに南野はリヴァプールで自分がどんな貢献を果たそうと思っているのかについても言及。ザルツブルク時代に培った能力を新天地でも披露したいと話している。

「僕がリヴァプールをさらに改善できるかどうかは正直わかりません。ですが、僕のプレイスタイルの特徴は前進する力です。目標を持って、できる限り貢献したいと思っています。最初にできる限り多くの出場時間を確保し、自分のスタイルを見せたいですね。チームがベストな状態となるように努力します。とりあえず、毎日サッカーに集中して自分の生産性と有用性を高めていきたいと思います」

このほか、リヴァプールでのトレーニング初日にクロップ監督から「周りのことは何も気にしなくていい。普段の君のようにプレイしてくれればいいんだ」と声をかけられたことも明かした南野。新天地で自身を取り巻く環境には大いに満足しているようだ。

新たな挑戦を開始した24歳のサムライ。はたして今後、南野はリヴァプールでどのような活躍を披露してくれるのだろうか。期待せずにはいられない。

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