インテルはどちらのMFを優先すべきか 狙う中盤の新たな人材

インテルが狙うとされるビダル(左)とエリクセン(左) photo/Getty Images

ビダルorエリクセン、狙うべきは

「我々にとって、この冬は補強するタイミングとして正しい瞬間だ。特にビダルとエリクセンはチームのクオリティを向上させてくれるはずさ。我々が重要な目標を達成するためには、彼らのような選手が必要だよ」。

これは先日、インテルのジュゼッペ・マロッタ会長が今冬移籍市場における自軍の動きを尋ねられた際に発したコメントだ。かねてより中盤の補強に動くと現地メディアによって伝えられているインテル。具体的な候補としては、前述のコメントでマロッタ氏が名前を挙げたバルセロナのチリ代表MFアルトゥーロ・ビダル、トッテナムのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンの2名が有力となっている。

しかし、両獲りは難しいか。2人とも確保してしまえばチーム力こそ上がるが中盤の人員がダブつく。何より彼らは人気銘柄だけに、激しい争奪戦が繰り広げられる可能性がある。どちらか一方に絞ってリクルーティングをするのが得策と言えるだろう。

では候補を1人に絞る場合、インテルはどちらのMFを優先すべきだろうか。伊『calciomercato』はビダルに照準を定めるべきだと主張する。その最大の根拠として挙げているのはイタリアでの経験豊富さだ。ビダルは2011年から2015年までユヴェントスでプレイしていた選手。当時アントニオ・コンテ監督と共闘しており、コンテイズムは理解している。即戦力としての働きが求められる冬の補強においてはビダルの方がエリクセンよりも期待値が高い。同メディアはそう考えているのだ。

加えて、エリクセンは今季限りでトッテナムとの現行契約が満了を迎える。現時点でこれを延長する意思は本人にないとイングランドでは伝えられており、うまくいけば夏にフリーで獲得できる可能性もある。

たしかにこれらの点を踏まえると、今インテルが狙うべきはビダルの方か。難しい選択となるが、彼らの移籍市場における動きには今後も注目だ。

●最新情報をtwitterで見よう!

twitterアカウント
https://twitter.com/theWORLD_JPN/

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ