チェルシー若きFWのブレイクは終わらない ケインの座を巡るサバイバル勃発

チェルシーののエイブラハム photo/Getty Images

続きを見る

EURO2020へ名乗り

EURO2020へ向けてイングランド代表は各ポジションで激しい競争が起きているが、その中で序列がはっきりしていた数少ないポジションの1つがセンターフォワードだった。

ここは2018ロシアワールドカップ得点王のハリー・ケインが担当するポジションであり、ケインをスタメンから引きずり下ろすライバルは存在しない。

しかし、ケインは新年早々に左のハムストリングを負傷。これが想像以上に長い離脱となり、EURO本大会に間に合うか微妙な状況にあると言われているのだ。ケインが100%の状態で参加できないとなれば、センターフォワードの座を巡る強烈なレースが幕を開けることになる。
候補者の1人となるのは、チェルシーでエースへと成長を遂げる22歳の大型FWタミー・エイブラハムだ。ここまでリーグ戦で13得点を記録する活躍を見せており、指揮官フランク・ランパードの期待に応えている。

エイブラハムは今季よりチェルシーの主力となったブレイク中の選手で、今夏のEURO2020でイングランド代表の最前線を任されることになれば驚愕のスピード出世だ。当然エイブラハムも代表を狙っており、ライバルたちとの戦いを制する考えだ。

「もちろんケインを尊敬しているし、彼が怪我をしたことで自分も決意を固めているけど、EUROまでに戻ってきてくれることを願うよ。フットボールの世界では競争も激しいけど、チャンスがある。ラッシュフォード、ダニー・イングスも多くの得点を決めているね。ジェイミー・バーディも才能あるストライカーだね。ゴールへの嗅覚があり、僕も大好きな選手の1人だ。彼のアイディアを盗んでいるよ。ただ、彼は代表に戻ってくるかもしれない。僕も代表メンバーには入りたいけどね」

「僕はいつだって野心的だし、いつもイングランド代表でプレイしたいと考えていた。今はチャンスがあり、両手でそれを掴みにいくよ」

チェルシー公式によると、エイブラハムはこのようにコメントしている。EURO2020で活躍できれば、エイブラハムの評価はさらに上がることになる。チェルシーのエースの次はイングランド代表のエースへ。10代の頃より注目されてきたエイブラハムのストーリーが本格的に動き出そうとしている。

●最新情報をtwitterで見よう!

twitterアカウント
https://twitter.com/theWORLD_JPN/

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ