ムバッペら見出した“若手発掘の鬼”がマンUへ 強化の切り札となるか

現アーセナルのぺぺも大金に変えた

リールのスポーツディレクターを務めるルイス・カンポス氏が、マンチェスター・ユナイテッドのフットボールディレクターに就任する方向のようだ。

ユナイテッドのエド・ウッドワードCEOはクラブを強化できる人材を18ヶ月ほど探し続けており、今回カンポス氏に白羽の矢が立った模様。英『the SUN』などが報じている。

カンポスは若く優秀な人材を集める術に長けた人物。好例としては2016年までテクニカルディレクターを務めたモナコだ。

2016-17シーズンにリーグ・アン優勝を果たしたモナコの主力選手は、ほぼカンポス氏が集めたと言われる。ベルナルド・シウバ、ファビーニョ、そしてキリアン・ムバッペ。彼らはステップアップを果たし、今や世界でも有数のビッグクラブでスタメンを勝ち取っている選手たちだ。

アーセナルのニコラ・ぺぺを、2年前にリールに連れてきたのも同氏だ。アンジェからぺぺを獲得したときの移籍金は約1000万ユーロ。アーセナルへ移籍したときの移籍金は約8000万ユーロと言われているから、ぺぺを連れてきたカンポス氏の慧眼は、実に7000万ユーロの利益を生み出したわけだ。

現在のマンUは覇権奪還を目指し、長期的な建て直しの過程にある。この男が加入すれば、選手以上に大きな戦力となるかもしれない。

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