フェリックスの流れに続けるか ポルトガルで“新たな才能”が芽吹く予感

フェリックスもベンフィカが早々に才能を見出した選手だった photo/Getty Images

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ベンフィカ加入の18歳

昨夏の移籍市場で最も注目を浴びた若手アタッカーといえば、ベンフィカからアトレティコ・マドリードへ移籍したポルトガル代表FWジョアン・フェリックスだろう。その移籍金は推定1億2600万ユーロ(約153億円)。まだ10代の若者に関する取引で、これだけの大金が動いたことに世界中のサッカーファンは驚いたはず。まごうことなきビッグディールだった。

ついにクリスティアーノ・ロナウドの次を担えるだけの才能を持つ選手が出現した。ポルトガルのサッカーファンはさぞ歓喜したことだろう。しかし、同国のティーンエイジャーの中にはまだフェリックス級の逸材がいると地元メディア『A BOLA』は主張する。

そのティーンエイジャーとは、フェリックスの古巣であるベンフィカが今冬確保したFWサムエル・ペドロだ。同メディアはこの18歳の才能に大きな期待を寄せているようで、前所属であるボアヴィスタのリト・ヴィディガル監督にペドロに関するインタビューを敢行。その中でヴィディガル監督は次のようにこの若者を評している。
「私は滅多に若い選手を突然トップチームに上げたりはしないんだ。その選手が試合に出場するだけの能力とクオリティを持っていると感じた時にだけ実行するのさ。でも、その点でサムは問題なかった。1対1で非常に強いし、ゴールを奪えるだけの爆発力を備えている。ウインガー、そしてセカンドトップで起用できる点でも使いやすかったね。特に良かったと思うのは、彼が中間スペースでよくプレイすることだね。CFのサポートも欠かさないし、相手に問題を引き起こすことができるのさ。そして空中戦にも強い。莫大な価値を持った選手だと思うよ。それにプレッシャーも感じにくいタイプだしね。サムならこのステップアップを成功させることができると思うよ」

古巣指揮官もこの18歳の能力には太鼓判を押している。フェリックスも10代のうちにベンフィカが確保した選手だったが、はたしてペドロは彼と同じ道を歩むことができるのだろうか。ポルトガルでネクストブレイクを狙う新たなティーンエイジャーに注目だ。

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