打たれたシュートの半分がゴールに プレミア最高額“102億円GK”の成績がひどい

史上最高額の移籍金でチェルシーに加入したケパ photo/Getty Images

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売却も検討か

2018年の夏、GKとしてプレミア最高額の移籍金でチェルシーに移籍したGKケパ・アリサバラガ。移籍金はおよそ7100万ポンド(約102億円)にもなったと言われ、スペイン代表でマンチェスター・ユナイテッドのダビド・デ・ヘアからポジションを奪ったことで評価は高まっていた。しかしながら、同選手はいま試練にさらされている。

第24節のアーセナル戦では、シュート2本で2失点。つまり1本もセーブできなかったことで、ケパは非難を浴びている。英『Daily Mail』は、セーブ率の統計を出しているが、やはりケパは最下位だ。

今季1000分以上出場したGKを対象にしたセーブ率の統計では、ケパのセーブ率は55.56%。19位のエヴァートンGKジョーダン・ピックフォードが63.54%となっており、かなりの開きがある。ちなみに1位はリヴァプールGKアリソンの85.71%だ。
枠内シュートに限ったセーブ率を見てみると、ケパはやはり最下位の50%。枠内シュートの2本に1本はゴールになっているということだ。19位はバーンリーGKのニック・ポープで57.89%、1位はやはりアリソンの70.59%である。

GKがチームに与える影響は絶大だ。かつてペトル・チェフを擁したチェルシーのファンならば、それをよく理解しているはずで、ケパは今のままではさらなる非難を免れない。しかし『Daily Mail』は、チェフにはジョン・テリーとリカルド・カルヴァーリョがいたと擁護もしている。確かに今季のチェルシーのバックラインは不安定で、ケパひとりに責任を押し付けてしまうのは理不尽だ。アリソンのセーブ率が高いのも、DF陣の働きによるところが大きいはずだ。

英『METRO』は今夏ケパを放出し、バーンリーGKのポープを獲得するとも報じている。“102億円のGK”は、このまま終わってしまうのだろうか。奮起に期待したい。

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