モウリーニョ史上“最悪”のスタートか 就任後15試合での戦績が物足りない

今季途中からトッテナムの指揮官に就任したモウリーニョ photo/Getty Images

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すでに敗戦数は「5」

“スペシャル・ワン”でも立て直すのは至難の技か。昨年11月にマウリシオ・ポチェッティーノ前監督からジョゼ・モウリーニョ監督に指揮官を交代したトッテナム。最悪の状況こそ脱した感があるものの、調子はいまだ絶好調とは言えない。

怪我人が出た影響もあるだろう。特に絶対的エースとしてCFの位置に君臨していたイングランド代表FWハリー・ケインの長期離脱は痛すぎる。しかし、それでもチームを勝利に導かなければいけないのが指揮官の仕事。そういった意味でモウリーニョ監督は新天地で務めを果たせているのか。少し嫌な統計が明らかとなってしまった。

その統計とはモウリーニョ監督の戦績。同監督が就任して以降、トッテナムは15試合を終えて7勝3分5敗。実に3分の1の試合で敗戦を喫しているのだ。英『THE Sun』によると、最初の15試合におけるこの敗戦数「5」は、同監督がこれまで指揮したクラブの中で最悪の成績なのだという。
なおワースト2位は監督キャリア初期に率いたポルトガルのウニオン・レイリアで記録した「4」。獲得勝ち点数だけ見ると、このレイニア時代の21ポイントこそ3ポイント差で上回っているのだが、それでも物足りないのは間違いない。これには『THE Sun』も「モウリーニョ史上最悪のスタートではないか」と、“トッテナムのモウリーニョ”を不安視している。

絶望の淵にあったトッテナムでの仕事をシーズン途中から請け負ったはいえ、かつての姿からは想像もできないほどに敗戦数が多くなってしまっているモウリーニョ監督。はたして、“スペシャル・ワン”はこの逆境をどう乗り越えるか。ファンは指揮官がチームにエンジンをかけてくれる瞬間を、首を長くしながら待っている。

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