不安要素は徹底的に排除 ライプツィヒが実施した意外すぎる“弱点対策”とは

ここまでブデスリーガで首位を快走するライプツィヒ photo/Getty Images

監督、選手共にセミナーへ参加

2019-20シーズンのドイツ・ブンデスリーガで首位を快走しているRBライプツィヒ。欧州屈指の若手指揮官であるユリアン・ナーゲルスマン監督に率いられた彼らは、今季魅惑のフットボールを展開し快進撃を続けている。

ここまで18試合を終えて12勝4分2敗。稼いだ勝ち点は実に40ポイントと、昨季までドイツの絶対王者として君臨していた2位バイエルン・ミュンヘンとの差は4ポイントにまで広がっている。油断できない状況は依然として続いているものの、その戦いぶりは見事と言えるだろう。

しかし、順調に見える戦いぶりの中で不安要素が浮上している。直近のリーグ戦2試合でライプツィヒはいずれも相手チームに先制点を献上してしまっているのだ。いずれの試合も最終的に逆転で勝利を手にしたが、立ち上がりには不安が残る。そんな中、ナーゲルスマン監督は少し意外な方法でこの弱点を克服しようとしているようだ。

それはピッチ内における施策ではない。なんと指揮官は試合のなかったミッドウィークの間に、選手たちと共に“睡眠セミナー”に参加したという。これについて、指揮官が次のように語ったことを独『Revier Sport』が伝えている。

「睡眠は疲労回復のために重要な要素。たとえ12時間寝ているからといって、適切な睡眠を取れているとは言えないんだ。(次節の)フランクフルト戦では依然と同等のレベルに到達する必要がある。戦術よりも考えるべきことがあるんだ」

いくら優れた戦術があっても、実行する選手たちに疲労が残っていてはそれも機能しないということなのだろう。さすがは若くして名を挙げたカリスマ指揮官。やることが徹底している。

はたしてナーゲルスマン監督が用意したこの解決策の効果は、現地時間25日に行われるフランクフルト戦で表れるか。チーム全員が適切な睡眠をとって迎えることになるであろう一戦、ライプツィヒの“寝覚めの良さ”に注目が集まる。

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