南野拓実に“ハーランド・ケース”を求めるな リヴァプールファンに必要な忍耐

リヴァプールの南野 photo/Getty Images

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今冬にザルツブルクからドルトムントに移籍し、最初の2試合で5得点と驚異のデビューを飾ったFWアーリング・ハーランドに比べると、リヴァプールへ加わった日本代表FW南野拓実のデビューは静かなものとなった。

両者ともザルツブルクからステップアップを果たしたプレイヤーで、南野にも早期のブレイクを期待していたサポーターもいるだろう。しかし英『90min』は、ハーランド・ケースは忘れて我慢すべきだと主張している。

「我々は南野を早く判断しようとする誘惑に抵抗すべきだ。ハーランドのようなデビューをしないと失敗となるならば、それは滑稽だ」
同メディアはこのように伝え、長期的な視点から南野を判断すべきと考えている。何よりチームを指揮するユルゲン・クロップは、これまでもファビーニョやアンドリュー・ロバートソンら新戦力を時間をかけてフィットさせてきた実績の持ち主だ。

南野はイングランドの生活に馴染むのはもちろん、リヴァプールでのベストポジションを見つけていかなければならない。中盤なのか、ロベルト・フィルミーノの位置なのか、まだはっきりとは決まっていない。センターフォワードで固定されるハーランドとは違いがあり、この部分でも長い目で見ていく必要があるだろう。

南野が真価を発揮するのは来季からと考えてもいいはずで、今季後半戦だけで失敗と決めつけるのは早すぎる。

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