新興勢力がCLでトッテナムを呑み込む 警戒すべき21歳のテクニシャン

今冬ライプツィヒに加入したオルモ photo/Getty Images

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「間違いなく注目する必要がある」

いよいよ今季もチャンピオンズリーグ決勝トーナメントの時期が近づいてきた。12月中旬でグループステージが終了し約2カ月間のブレイクを挟んでいた同大会だが、再開まではもう2週間を切った。

昨季台風の目となったのは、アヤックスで間違いない。ラウンド16で当時ディフェンディングチャンピオンだったレアル・マドリードを撃破した彼らは、勢いそのままにベスト4まで躍進。最後は準決勝で涙を飲んだものの、そのインパクトは絶大だったと言えるだろう。

そして今季、このアヤックスが披露した快進撃の再現を狙うチームがある。ドイツから殴り込みをかけるRBライプツィヒだ。2009年に創設されたばかりの新興勢力である同クラブだが、今季はここまでブンデスリーガで2位。首位バイエルン・ミュンヘンとの勝ち点差はわずか1ポイントと、伝統ある絶対王者と白熱の優勝争いを展開している。
対戦相手からしてみれば不気味な存在だろう。CLでの経験こそ豊富とは言えないものの、近年急速に力をつけた若手軍団。やりづらい相手であることは間違いない。そんなライプツィヒには十分注意せよと、英『football.london』も彼らとラウンド16で激突するトッテナムへ警戒を促している。特に同メディアがライプツィヒの中で要注意人物としたのは、今冬クロアチアの強豪からやってきたテクニシャンだ。

「モウリーニョと彼のチームはCL決勝トーナメントに1回戦で、間違いなくダニ・オルモに注目する必要がある。攻撃的な中盤、そして両ウイングでプレイすることができるスペイン人は、これまでの試合で非常に高い評価を受けている。その実力は今冬彼がビッグクラブの間で争奪戦となったことを見ても理解できる。ディナモ・ザグレブの選手としてプレイしたグループステージでは、マンチェスター・シティ、シャフタール、アタランタと対戦し印象的なパフォーマンスを披露した。特にマンC戦で見せたボレーシュートはセンセーショナルだった。試合後、グアルディオラに『信じられない』とこの21歳が称賛されたことは記憶に新しいところだ」

キーマンに挙げられたのは、今冬移籍市場でD・ザグレブからライプツィヒに加入したスペイン代表MFダニ・オルモだ。同選手はバルサ・カンテラ育ちの21歳。自慢のテクニックとドリブルでトッテナムを翻弄できるか。

中盤の要だったMFディエゴ・デンメをナポリに引き抜かれながらも、しっかりとその穴埋めに成功したライプツィヒ。若い力でここまで駒を進めた伏兵が、CLで昨季ファイナリストに襲いかかる。

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