CL制覇は悲願もペップは少し弱気? マンCの前に立ちはだかる“白い巨人”

マンCを率いるグアルディオラ監督 photo/Getty Images

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「勝てなくても世界の終わりではない」

マンチェスター・シティにとって、チャンピオンズリーグ制覇は悲願だ。彼らはここ10年の間に“世界最高峰"との呼び声も高いイングランド・プレミアリーグを4度制したものの、未だ欧州の頂点に立った経験はない。そろそろこの辺りでCLのタイトルは獲っておきたいところだろう。

しかし、そんな今季のマンCには決勝トーナメント1回戦でいきなり強敵が立ちはだかる。これまで通算13度のCL優勝を誇る強敵レアル・マドリードだ。

現地時間6日に行われたスペイン国王杯でまさかの敗退を喫し、現時点で決して好調とは言えないかもしれない“白い巨人”だが、彼らは欧州最高峰の舞台における勝ち方を知っている。マンCとしてはいずれ乗り越えなければならない壁だが、できれば対戦はもう少し後に残しておきたかったはず。難しい戦いとなることは間違いない。
優勝候補の一角に数えられながら、またも早期敗退の可能性がちらつき始めているマンC。とはいえ、プレミアリーグでリヴァプールに独走を許している手前、あっさりとCLタイトルを逃してしまうことも許されはしないだろう。むしろ現地では「プレミアでの優勝が非現実的なものとなった今、マンCはCLに集中できるはず」と、彼らのビッグイヤー獲得を例年以上に期待する声も挙がり始めている。

だが、ジョゼップ・グアルディオラ監督には一抹の不安が頭をよぎっているか。同監督は少し弱気とも取れる発言を残している。英『Daily Mirror』が伝えた。

「シティが未だ手にしていない唯一のタイトルはCLだ。多くの人がそれを求めている。やれることはやってみるさ。だけど、今年それを達成することが不可能なら来年もあるんだ。もし勝てなかったとしても、それは世界の終わりを意味するわけではないよ」

全力で挑みはするものの、それには結果が伴わないこともあると主張したグアルディオラ監督。気持ちはわかるが、ファンとしてはもう少し前向きな発言が聞きたかったところか。

決勝トーナメントの一発目から欧州屈指の強豪に挑むマンC。はたして彼らはこの試練を乗り越え、悲願のCL制覇を成し遂げることができるのか。驕りは禁物だが、自信を持ってこの大一番に臨んでほしいところだ。

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