ドリブルで抜かれたのは“僅か1回” ガン克服のDFがセリエAで躍動 

3バックの一角としてラツィオの守備を支えているアチェルビ photo/Getty Images 

ラツィオの上位進出に貢献

ミランやサッスオーロなどでのプレイを経て、2018年の夏よりラツィオに在籍しているDFフランチェスコ・アチェルビ。今季のセリエA第22節終了時点で全試合に先発出場しており、的確なカバーリングでラツィオの守備を牽引している31歳のベテランDFが、同リーグで秀逸なスタッツを叩き出している。

データサイト『Sofa Score』によると、今季のセリエAでアチェルビが対峙選手にドリブル突破されたのは僅か1回(2月8日時点)。これは今季の同リーグ20試合以上に出場している全20クラブのDF登録の選手中、最も良い数値だ(該当者22名中トップ)。

2度のガン発症を乗り越え、イタリア代表として昨年のEURO予選にも出場したアチェルビ。相手のパスコースやドリブルのコースをいち早く読む力がずば抜けており、今季のセリエAでも鋭い出足からインターセプトを連発している。

また、同選手は今季のセリエAで127本のロングパスを成功させているが、これは同リーグ全20クラブのDF登録の選手中2番目に多い数値(『Sofa Score』より)。正確なロングパスで相手のハイプレスを無力化できるほか、自軍のセットプレイでも得点源となるなど、攻守両面において存在感は抜群だ。今やセリエA屈指のセンターバックとして名を馳せている同選手だが、今後もラツィオの最終ラインを統率し、同クラブに20シーズンぶりのリーグタイトルをもたらすことができるだろうか。


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