キング・オブ・左サイドバック メンディはフィジカルでマルセロを超えた

レアルのメンディ photo/Getty Images

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ポジションを完全確保か

長くレアル・マドリードの左サイドバックを担当してきたマルセロは、サイドバックとは思えぬ創造性やテクニックが大きな武器だった。圧倒的な攻撃力で左サイドを制圧することができ、その攻撃力こそ世界最高級の左サイドバックと称賛されてきた理由だ。

そんなマルセロにスピード、パワー、守備の安定性で勝負を挑んだのが昨夏に加わった24歳DFフェルランド・メンディだ。創造性や攻撃力ではマルセロに及ばないが、メンディはレアルの左サイドに安定感をもたらす。

ここ最近はメンディが序列でマルセロを上回っており、スペイン『MARCA』もメンディのことを「キング・オブ・レフトバック」と絶賛する。レアルは9日にオサスナを4-1で撃破したが、メンディはこのゲームでもフル出場でチームに貢献している。
同メディアはメンディが左サイドでバランスを取っているため、センターバックのセルヒオ・ラモスが左サイドのカバーに釣り出される機会が少なくなったと指摘。より中央で仕事ができ、それも失点が減っている理由の1つと捉えられているのだ。

メンディは今季開幕からの半年ほどで指揮官ジネディーヌ・ジダン、サポーターの信頼を勝ち取ることに成功し、新たなスタイルでマルセロの後継者になろうとしている。マルセロの攻撃力は今も魅力的だが、結果が出ている以上はメンディを優先した方がいいか。

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