近年はレアル・マドリードが積極的に若手ブラジル人選手を獲得しており、ヴィニシウス・ジュニオールやロドリゴ・ゴエス、さらにはレイニエル・ジェズスなど楽しみな若手がズラリと揃っている。
しかしブラジルサッカー界の恐ろしいところは、彼らに続くタレントがすでに出てきているところだ。
スペイン『MARCA』はNEXTヴィニシウスやNEXTロドリゴを探せとブラジル国内でプレイする注目の若手選手たちを数名リストアップ。近いうちに欧州の強豪クラブにステップアップを果たす者も出てくるだろう。
1.ユリ・セザール(フラメンゴ/FW/19歳)
フラメンゴといえばヴィニシウス、レイニエルを輩出したクラブだが、他にも楽しみな選手はいる。セザールはウイングを主戦場とする選手で、同メディアも現在最もチームでアクティブな若手と評価する。創造性溢れるドリブルを得意とするブラジルらしい選手だ。
2.ラサロ・ヴィニシウス(フラメンゴ/MF/17歳)
レイニエルに似ていると評されるラサロは、昨年のU-17ワールドカップ優勝メンバーの1人だ。メキシコとの決勝では後半アディショナルタイムに決勝弾を記録し、チームを優勝に導いた。
3.アントニー(サンパウロ/FW/19歳)
すでにマンチェスター・シティやドルトムントが目をつけているとされるタレントで、右ウイングから仕掛けるプレイを得意とするレフティーアタッカーだ。特にドルトムントはジェイドン・サンチョの後釜候補としてアントニーをリストアップしていると言われており、欧州挑戦の日は近いか。
4.マルコス・パウロ(フルミネンセ/FW/19歳)
185cmのサイズを誇る本格的なセンターフォワードで、すでにローマが700万ユーロのオファーを出したと同メディアは伝えている。フルミネンセ側はより高額な移籍金を求めているようだが、ブラジル産の大型ストライカーもステップアップが近いか。
5.ターレス・マグノ(ヴァスコ・ダ・ガマ/FW/17歳)
こちらも186cmのサイズを誇るアタッカーで、昨年のU-17ワールドカップではグループステージで2得点を記録した。先ほど紹介したラサロもそうだが、U-17ワールドカップを制していることも彼らの将来が楽しみな理由だ。
6.ガブリエウ・ヴェロン(パルメイラス/FW/17歳)
そのU-17ワールドカップにて大会MVPに選ばれたのがヴェロンだ。主に右ウイングでのプレイを得意とし、センターフォワードも担当できる。すでにトップチームでも出番を得ており、U-17ワールドカップMVP男に注目が集まるのは当然の流れだ。
7.ヤン・クート(コリチーバ/DF/17歳)
FWの選手が続く中、クートは右サイドバックの選手だ。同じブラジル人サイドバックのレジェンドであるカフーやダニエウ・アウベスと比較される逸材で、すでにマンチェスター・シティやバルセロナが興味を示している。U-17ワールドカップ優勝にも貢献しており、新たな攻撃的サイドバックとして期待を背負う。
8.カイオ・ジョルジ(サントス/FW/18歳)
U-17ワールドカップにてチーム最多となる5得点を挙げたのがジョルジだ。18歳ながらサントスのトップチームでもプレイしており、センターフォワードを主戦場としている。サントスといえばネイマール、ロドリゴ・ゴエスを輩出したクラブで、ジョルジも彼らに続きたい。
今後もレアルを筆頭に多くのクラブが若きブラジル人選手の獲得へ力を入れていくはずで、争奪戦は激化するだろう。世界を代表するメガタレントとなる前に引き抜くことはできるのか。各クラブの動きに注目だ。
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