マンCに下された処分をヴェンゲルはどう見た 「スポーツというものは……」

マンCを巡る騒動に自身の見解を示したヴェンゲル氏 photo/Getty Images

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サッカー界揺るがす騒動に名将が口開く

現地時間14日にファイナンシャル・フェアプレー(FFP)を回避するための不正や、クラブがFFP違反に関しての調査に協力しなかったことで、欧州サッカー連盟(UEFA)から2020-21、2021-22シーズンの同連盟主催大会への参加禁止を言い渡されたマンチェスター・シティ。今後はスポーツ仲裁裁判所(CAS)の決定を待つこととなるが、処分が覆らなければ同クラブにとっては大きな打撃となることは間違いない。これによりシーズン終了後の来夏、主力選手の大量流出なども懸念されている状況だ。

そんな中、かつてアーセナルを率いたアーセン・ヴェンゲル氏がこの処分について言及。英『Daily Mail』によると、同氏はマンCが本当に不正を行っていたとすれば、彼らはそれを受け入れなければならないと、次のように自身の見解を示している。

「スポーツというものはルールを尊重した上で勝利を得なければならない。どんな競技であっても、ベストな存在は称賛されるべきだよ。ただし、それは勝者がルールを尊重している場合に限った話さ。敬意がなければ、それはスポーツとは呼べない代物なんだ。私は常にFFPに賛成してきた。もちろん改善の余地があるとも思うけどね」
「だが、一旦競争に参加したのであれば、それはルールを尊重することに同意したことになる。今回明らかとなったマンCの行為が意図的に行われたものだと判明したならば、彼らはペナルティを避けることはできないだろう。私は内情や規則について十分に理解していないから、処分の種類についてはまだ何とも言えない部分もあるがね」

もし規定違反を犯したのならば、マンCは相応のペナルティを受けるべきと主張したヴェンゲル氏。“ルール”という言葉を何度も用いて、今回の騒動を語っている。

英『Daily Mirror』はこの処分決定を「バレンタインデーの惨劇」と表現したが、まさにその通りだろう。世の中では多くの男女が仲睦まじく特別な日を過ごしているというのに、マンCはUEFAから突然“別れ話”を切り出されてしまった。はたして、マンCをめぐる今回の騒動はどのような結末を迎えることとなるのだろうか。今後もその動向からは目が離せない。

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