ドイツ代表DFに来季イタリア行きの可能性 最終ラインどこでもできる万能SB

ライプツィヒで躍動するクロスターマン photo/Getty Images

ローマが右SBの補強に着手か

今夏、“永遠の都”にドイツ屈指のDFがやってくるかもしれない。ASローマが最終ラインにビッグネームの補強を画策しているようだ。

ターゲットとなっているのは、RBライプツィヒに所属するドイツ代表DFルーカス・クロスターマン。右SBを主戦場とする選手だが、今季はチームに負傷者が続出したこともありCBとしてもプレイしている。状況に応じて最終ラインならどこでもこなせるユーティリティプレイヤーだ。ドイツ国内ではその正確なパスとサイドを支配するスピードが評価されており、かねてよりバイエルン・ミュンヘンがドルトムントといった強豪クラブも獲得を狙っているとされる23歳だ。

そんなクロスターマンの獲得を目論むローマ。少し意外な名前が浮上したと言えるが、これには少なからず理由があるようだ。伊『calciomercato』によると、今季ローマからライプツィヒにレンタル移籍しているチェコ代表FWパトリック・シックに関する取引の仲介役を担った人物が、今度はローマにクロスターマンを売り込んでいるという。移籍金は3000〜3500万ユーロ(約35億6000万〜約41億6000万円)程度となる見込みのようだ。

今季チャンピオンズリーグ出場を逃したローマにとっては、クロスターマンがいくら有能な選手と言えど少々値が張るか。しかし、ライプツィヒはシーズン終了後にシックの買取オプションを行使する意向のようで、その金額は3150万ユーロ程度になると同メディアは伝えている。シックの買取オプションを取引に含めれば、移籍金の大部分はそれで賄えるということになる。決して悪い話ではないだろう。

今冬には昨季まで右SBバックのレギュラーだったアレッサンドロ・フロレンツィをバレンシアにレンタルで放出したローマ。パウロ・フォンセカ監督は残されたレオナルド・スピナッツォーラ、ダビデ・サントンのパフォーマンスにも満足していないとされる。そんな中飛び込んできたドイツからの売り込みだけに、飛びつかないわけにはいかないだろう。人気銘柄のクロスターマンだが、はたして彼は来季イタリアでプレイすることとなるのだろうか。今後の動向に注目だ。

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