ユーヴェは「CLのレベルに達していない」 名将が危惧するポイント

かつてユヴェントスを率いた経験があるカペッロ氏 photo/Getty Images

より早いリズムとスピードが必要

ついに始まったチャンピオンズリーグのノックアウトステージ。今季のラウンド16では、どちらが次のステージへ進んでもおかしくはない面白い対戦カードばかりが揃ったが、とりわけ“安全”とされているのがユヴェントスだ。ベスト8進出をかけて、フランスの名門オリンピック・リヨンと相見える。

セリエAで現在首位に立っているユヴェントスと、今季リーグ・アンで苦戦を強いられて11位に沈んでいるリヨン。擁している選手の豪華さや本来の実力に加えて、対照的なシーズンを送っていることもあり、ブックメーカーや各国メディアのほとんがユヴェントス優勢と見ている。しかし、チャンピオンズリーグを制した名将で、かつてユヴェントスを率いた経験もあるファビオ・カペッロ氏は、古巣へ警鐘を鳴らしている。

伊『sky sport』のインタビューに応じたカペッロ氏は「(ユヴェントスは)試合のテンポがチャンピオンズリーグで必要とするレベルに達していない。彼らにはより早いリズムとスピードが必要だ。すべてのカギはこれに尽きると思う」と語った上で、リヨンは「厄介な相手だ」と述べたのだ。

前人未到のセリエA9連覇へ向けて首位を走っているユヴェントスだが、カペッロ氏が危惧しているように、確かにテンポが悪い試合も多く、イタリアでも絶対王者としてこれまでほど圧倒的な強さを見せつけることができていない印象だ。はたして、ユヴェントスは悲願の欧州制覇を成し遂げるために、無事ベスト8へコマを進めることができるのか。

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