“エジル2世”はリヴァプールにピッタリの逸材か ドイツで伸びる20歳の新鋭

レヴァークーゼンで活躍するハフェルツ photo/Getty Images

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「リヴァプールが好むタイプの選手」

今冬リヴァプールはザルツブルクから日本代表FW南野拓実をチームに加えたが、まだ前線の補強には積極的に動くのか。彼らにはかねてより南野の他に狙っているとされていたヤングスターがいる。レヴァークーゼンに所属するドイツ代表MFカイ・ハフェルツだ。

2016-17シーズンから徐々に頭角を現し、今季も絶対的なレギュラーとしてレヴァークーゼンの攻撃陣を牽引しているハフェルツ。昨季は類稀なる得点力も開花し、この若者はリーグ戦34試合で17ゴールを挙げた。ドイツ国内では“エジル2世”、“バラック2世”とも呼ばれる逸材で、まだ20歳ではありながらもすでにブンデスリーガでの地位は確立したと言っていい。

そんなハフェルツを獲得できれば、リヴァプールにとってこれ以上ない補強となることは間違いない。そんな逸材MFがマージサイドにやってくる日を、クラブOBも待ちわびているようだ。英『talkSPORT』によると、スティーブ・マクマナマン氏がハフェルツのリヴァプール行きに関する噂について語っている。十分な伸びしろがあるという点で、同氏はこのヤングスターがリヴァプールに適した選手だと次のように述べた。
「ハフェルツがマージーサイドへやって来る可能性があるというのは非常に興味深い話だ。加入した後に少し様子を見る必要があるだろうとは思うけどね。まだ若いし、改善すべき点はどうしたってあるんだ。完璧なスーパースターというよりはリヴァプールが好むタイプの選手と言えるね。リヴァプールは多くの取引を慎重に行っている印象だ。アリソンやファビーニョといった選手も、まだ完全なるスーパースターとは呼べない時期に購入した。そういう意味でファン・ダイクは例外と言えるけどね」

アリソンに関しては意見が分かれるかもしれないが、たしかに今のリヴァプールがすでに完成された選手を補強する印象は薄い。多くの選手が加入以降にワールドクラスへの階段を駆け上がっているイメージだ。すでにプレイヤーとしてのピークにある選手を高額で獲得するよりも、伸び盛りの若い選手を確保して育てるシステムが確立していると言えよう。人気銘柄ではあるものの、ハフェルツもその流れを汲む選手だとマクマナマン氏は見ているようだ。

はたして今夏、この若きアタッカーはマージーサイドにやってくるのだろうか。争奪戦は避けられないだろうが、前線に違いをもたらすハフェルツは是非ともリヴァプールがチームに迎え入れたい選手だ。

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