今季スタメン僅か“1試合”だった男がCLで魅せた ライプツィヒ救った19歳

CLトッテナム戦で素晴らしいパフォーマンスを披露したアンパドゥ photo/Getty Images

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トッテナム戦で最高級の輝き放つ

19歳が窮地のチームを救った。現地時間19日に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグで、RBライプツィヒはトッテナムと対戦。昨季ファイナリストとの対決となったが、同クラブはアウェイゴールを奪った上で1-0と勝利した。その中で躍動したのが、この試合でCBに抜擢された19歳のウェールズ代表DFイーサン・アンパドゥだ。

現在最終ラインに怪我が続出している状況で、ライプツィヒはこの19歳に命運を託すしかなかった。試合開始前は多くの人がそう思ったことだろう。昨夏チェルシーから1年間のレンタルでライプツィヒに加入したアンパドゥ。期待の若手でこそあるものの、今季スタメンとして出場した公式戦は1試合のみだ。イブラヒマ・コナテやウィリー・オルバン、ダヨ・ウパメカノら主戦級の選手を欠く中で、彼のスタメンは消去法的なチョイスと思われても仕方がない。実際、前述の3名が万全だったのなら、ユリアン・ナーゲルスマン監督がアンパドゥをチョイスしたかは怪しいと言えるだろう。

しかし、結果としてアンパドゥは出色のパフォーマンスを披露した。この19歳はトッテナムの攻撃を味方との連携で次々と遮断し、攻撃面ではビルドアップにも積極的に参加。今季あまり出番のなかった彼だが、欧州最高峰の舞台で輝いていたことは間違いない。
そんなアンパドゥのトッテナム戦で記録したスタッツが驚異的だ。データサイト『WhoScored』によると、この試合において彼はボールタッチ数(109回)、パス成功本数(93本)、パス成功率(95%)、インターセプト数(5回)のそれぞれでチームトップの数値を記録。いかにこの若者がライプツィヒに不可欠な存在だったかが見て取れる。

トッテナム戦で確実にライプツィヒの中心にいたアンパドゥ。このパフォーマンスを継続できれば、負傷組が復帰してもポジションを明け渡すことはないだろう。チームの窮地を救った19歳のさらなる成長に期待がかかる。

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