リヴァプール右SBは批判浴びても挫けるな 酷評はワールドクラスの証か

CLアトレティコ戦で納得のパフォーマンスを披露できな語ったA・アーノルドだが…… photo/Getty Imgaes

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「すぐ考えを改めるべき」

リヴァプールの21歳へ対する批判は不当か。現地時間18日に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグで、アトレティコ・マドリード相手に0-1と敗れたリヴァプール。ここまでプレミアリーグで無敗の彼らが、リーガ・エスパニョーラで苦戦を強いられているアトレティコに敗戦を喫するとは多くの人が思っていなかったことだろう。衝撃の試合だったことは間違いない。

そんな中、この試合で本来のパフォーマンスを発揮できずに各方面から酷評を受けた選手がいる。リヴァプールの右SBを務めるイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルドだ。

アトレティコ戦では得意のクロスがことごとくカットされ、ほとんど良いところがなかったA・アーノルド。試合後、ファビオ・カペッロ氏からは「クロスがほとんど入らなかった。普段のプレイを披露することはできなかったね」と攻撃面の物足りなさを指摘され、守備面においてもスディーブ・ニコル氏から「良いポジションを見つけることができていなかった。いつ、どのようにチャレンジすれば良いのか理解していない」と厳しい言葉をぶつけらた。しかし、英『Liverpool Echo』はA・アーノルドに対するそんな批判の言葉は不当だと主張する。
「A・アーノルドはここ数試合、最高のパフォーマンスを披露できていない。それは言うまでもない事だが、彼が受けている批判はフェアでない。その根拠として、第一に挙げることができるのは彼の年齢だ。A・アーノルドはまだ21歳。一般的なレギュラークラスの選手、特にSBは25歳から27歳くらいが平均年齢だろう。まだ若いだけに、コンディションを崩すことはある。今まで高いレベルを維持していたことの方が称賛されるべきなのだ」

「次に戦術面での負担。リヴァプールが試合をうまく運べるかは、このアカデミー卒業生の肩にかかっている部分が大きい。右サイドで絶え間なくアップダウンを繰り返し、セットプレイのキッカーまで務めている。したがって、相手は彼を全力で封じに来ることだろう。アトレティコほどのクオリティを持ったチームが彼を止めようと決めたならば、簡単にスペースは見つからないはずだ」

「これらの理由がありつつも、A・アーノルドのパフォーマンスは“とてもヒドイ”というレベルではなかった。クロスとセットプレイの質がいつもの基準に達していたかと問われれればそうではないが、チームを助けようとチャンスを作り続け、守備も怠らず、ピッチ上でリーダーになることを厭わなかったのは事実だ。それでも彼が不十分だったと批判する人は、すぐに考えを改めるべきと言えるだろう」

A・アーノルドのパフォーマンスは決して良くなかったが、批判を浴びるほどのものではないと同メディアは持論を展開している。とはいえ、たった数試合のパフォーマンスで批判を受けるのは、彼がワールドクラスと認められた証とも言えるだろう。キャリアすべての試合で最高のパフォーマンスを披露する選手など、世界中どこを探してもいないはず。この批判も糧にして、A・アーノルドはさらなる成長を見せてほしいところだ。

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