ファン・ハール、ハインケスの強さが戻った フリック・バイエルンへの確信

強さ取り戻したバイエルン photo/Getty Images

目指すは欧州の頂点

ボールを支配し、圧倒的な攻撃力で相手を押し込んでいく。そんな強いバイエルンが戻ってきた。

取り戻したのは今季途中よりチームを指揮するハンジ・フリックだ。スコアレスドローに終わった今月9日のライプツィヒ戦を除けば、バイエルンは今年に入ってから全てのゲームで3点以上奪っている。ヘルタ・ベルリンに4-0、シャルケに5-0など、国内で無敵だった頃のバイエルンの姿を取り戻しつつある。

独『Kicker』によると、バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲCEOもフリックの手腕を絶賛する。攻撃的な戦術からルイ・ファン・ハール、ユップ・ハインケス、ジョゼップ・グアルディオラらの姿と重ねているのだ。

「これまでバイエルンはポゼッションを高めてボールを支配し、多くのゴールを奪ってきた。フリックはその哲学をチームに取り戻した。戦術的にチームはファン・ハール、ハインケス、グアルディオラの頃のようだ。フリックがカギなんだ。彼にはクリアなゲームプランがあり、選手との関係も非常に良い」

バイエルンを指揮するフリック photo/Getty Images

ファン・ハールは2009-10シーズンにチームをチャンピオンズリーグ準優勝まで導き、ハインケスは2012-13シーズンに圧倒的な強さでチャンピオンズリーグを含む3冠を達成。グアルディオラのチームはチャンピオンズリーグ制覇には届かなかったが、国内では王者の地位を守り続けた。

その頃のバイエルンに戻ってきたのだろうか。25日にはチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグでチェルシーと対戦することになっており、フリックが欧州最高峰の舞台でどんな結果を残すのか非常に興味深い。

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