ユーヴェで「完璧な選手」になるために デ・リフトの“ここまで”と“これから”

今季ユヴェントスへ加入したデ・リフト photo/Getty Images

ユヴェントスに所属するオランダ代表DFマタイス・デ・リフトが、加入1年目のここまでを振り返ったり、これから自身が目指す方向などについて口にしたりしてる。

現在20歳のデ・リフトは昨夏の移籍市場で母国を離れ、イタリアでの挑戦を決断し、アヤックスからユヴェントスへ移籍。そして、今季開幕早々に守備の要ジョルジョ・キエッリーニが負傷離脱もあり、1年目ながらすぐさまスタメンに抜擢された。すると、序盤戦こそ不安定なパフォーマンスを披露することもあったが、徐々にイタリアに適応し、ここまで公式戦26試合に出場しているのだ。

そんな若き逸材デ・リフトが母国メディア『ZIGGO SPORT』のインタビューに応じた際「みんなの目が向けられたり、人々がたくさん期待を寄せたり、これは僕にとってアヤックスの時と比べいて新たなことなんだ。11月の初めからすべての試合でうまくやれていると思うし、クラブが僕に信頼を寄せてくれていることも嬉しいよ。(昨年12月ごろに)しばらくベンチにいたこともあったけど、あのときは監督たちを話し合いもした。肩や足の付け根に問題があって。トレーニングできなかったんだ。監督も『落ち着け。我々にはお前が必要だから、焦らなくていい』とはっきり言ってくれていた」と語った。

デ・リフトがすぐにイタリアに適応できたのは、周りにいる仲間たちの支えがあったからかもしれない。「スタート時にイタリア語を話せなかったのは、僕とアーロン・ラムジーだけだった。だから、僕らは言葉を学ばなければならなかったんだ。僕ら2人は英語を話すことができたから、たくさんの時間を一緒に過ごしたね。あとキエッリーも英語を話せたので、僕をとても助けてくれたよ。最初の頃はテーブルの周りにいるみんながイタリア語を話していて大変だったね。そのため、僕の彼女一緒にレッスンを受けに行ったりもしたよ」と明かした。

さらに、自身が目指す今後のプレイスタイルについて「ディフェンスの動きがより集約されているため、アヤックスよりもユヴェントスははるかにバランスが必要とされる。これが僕が今取り組んでいることさ。CLはセリエAよりもフィジカルが必要で、リヨン戦でも僕は70mぐらいカバーして、ボールを奪うこともできた。多分、これがより僕のスタイルに近いかな」と述べつつ、ユヴェントスへ加入するに至った理由も改めて「昨夏にユヴェントス、PSG、バルセロナからオファーがあったから、様々な選択を吟味したよ。そして最終的に、ユーヴェがより早く成長できるという結論に至った。彼らは特定のスタイルを持っているので、ここにいれば僕は完璧な選手になれると思ったんだ」と話している。

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