20歳がアーセナルNo.1の“ヤンチャ坊主” 「テレビでは言えないことも」

アーセナルのグエンドウジ photo/Getty Images

チームメイトが即答

アーセナルでブレイクした20歳の新星は相当なヤンチャ坊主のようだ。DFセアド・コラシナツがチーム内で最も明るく、一緒にいて楽しい選手を明かしている。

その選手とはMFマッテオ・グエンドウジだ。2018年夏からアーセナルに加入した同選手は、ウナイ・エメリ前監督のお気に入りとして移籍初年度から公式戦48試合に出場し頭角を現した。シーズン途中から就任したミケル・アルテタ監督の下では少々苦戦を強いられているが、今季もここまで32試合に出場している。

そんなグエンドウジは実にユニークな選手だ。最近その一面が見られたのは先日行われたFAカップ5回戦のポーツマス戦。アーセナルがFKを獲得した場面で素早いリスタートを見せたグエンドウジだったが、ボールが完全に静止していなかったとして主審にやり直しを命じられた。その際、判定に不服だったのか彼は皮肉っぽく大きく振りかぶってからに地面にボールをセットし試合を再開。しかし、この行為がスポーツマンシップに欠けるとして、その直後グエンドウジにはイエローカードが提示されてしまった。あまり褒められたことではないが、彼の人間性がどれほどユニークなものかが伝わる一幕だったと言えるだろう。

グエンドウジはポーツマス戦でプレイとは関係のないところでイエローカードを提示されてしまった photo/Getty Images

それはピッチ外でも変わらないようで、コラシナツはこの20歳のテンションがとにかく高いと英『Sky Sports』にて語っている。「チーム内で最もおかしな選手は誰?」と尋ねられたコラシナツは「マッテオだね」と即答し次のように続けた。

「彼は若いから、とにかくジョークを言うのが好きなんだ。毎朝笑っている。相当ワルいこともしているよ。とてもテレビでは言えないようなこともね。一例を挙げると、僕がトランプで負けた時にはすぐ後ろに来て『ああ、負けちゃったね!』って大声で叫んできた。こんなことはしょっちゅうさ」

公共の電波には流せないほどのイタズラもしていると言うグエンドウジ。この20歳はピッチ外でもなかなかのヤンチャ坊主だったようだ。

現在はアルテタ監督との関係が悪化していると報じられているグエンドウジ。ウィンターブレイク中にドバイで行われたトレーニングキャンプでは指揮官と口論になったとも。英『Daily Mirror』はこういった状況を鑑みて、今回コラシナツが遠回しに20歳へ注意した可能性もあると伝えている。

元気の良い、愛されキャラなグエンドウジだが、時にはその性格が良くない事態を招くこともあるのだろうか。メリハリはきちんとつけて、少しだけ大人の階段を昇りたいところだ。

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