「悪いニュースだった」 トッテナムDFが振り返る恩師のとの別れ

トッテナムのアルデルヴァイレルト photo/Getty Images

解任が決まったのはベルギー代表での試合中

トッテナムのディフェンスリーダーが前監督の解任劇を振り返っている。昨年11月に同クラブの監督を辞したマウリシオ・ポチェッティーノ 監督について、ベルギー代表DFトビー・アルデルヴァイレルトが口を開いた。

今季前半戦に苦戦を強いられていたトッテナム。プレミアリーグ第12節終了時点で3勝5分4敗と、勝ち点を「14」までしか伸ばすことができていなかった彼らは、その順位を14位にまで落としていた。この成績不振を受け、クラブ上層部は指揮官の交代を決断。ジョゼ・モウリーニョ氏にクラブの命運を託すこととなった。

かねてより解任論が浮上していたものの、功労者であるポチェッティーノ前監督が指揮官の座を追われたことに驚いた人も当時は少なくなかったことだろう。どうやら、アルデルヴァイレルトもその一人だったようだ。英『Daily Mail』が伝えている。

「ポチェッティーノには忠誠を誓っていたから、彼の解任は僕にとって悪いニュースだったよ。サッカーではある日唐突に上司が変わることがある。非常に奇妙なものと言えるけど、これはこのスポーツが持つ側面の一部だ。僕ら選手はこれを最大限活用しなければいけないね」

「ポチェッティーノは僕がベルギー代表の試合に出ていた日に解任された。知らせを受けたのは、試合を終えてロッカールームに引き上げてからだったよ。試合後にはベルギーの記者たちからこの解任について質問を受けた。だけど、いきなりのことすぎて考える時間がなかったから、ほとんど何も受け答えできなかったね」

ポチェッティーノ監督が解任された昨年11月19日、アルデルヴァイレルトはベルギー代表の一員としてEURO2020予選のキプロス代表戦に臨んでいた。この試合にフル出場していたため、彼はニュースを見るのが遅くなったようだ。そのような状況で、混乱の中取材に応じなければならないというのも酷な話だろう。

4カ月ほどの時間が経過しようとしている今、急転直下の監督交代劇を振り返ったアルデルヴァイレルト。サッカー選手という職業柄、こういった話は珍しくないかもしれない。切り替えはできたと話したアルデルヴァイレルトだが、このディフェンスリーダーにとって恩師との別れはこれ以上なく辛いものだったようだ。

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