ブンデスで猛威を振るう“魔法の左足” バイエルンで輝き続ける天才FK職人

バイエルンのアラバ photo/Getty Images

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左足で相手GKを手玉にとる

サッカーにおいてフリーキックの重要性は極めて高い。相手に邪魔されずシュートを放てるセットプレイは大きな得点のチャンスだ。チームに優秀なキッカーが1人でもいればゴールの可能性は大いに広がる。相手ゴール前でファウルを誘い飛び道具一本で勝ちを拾う、そんな試合展開もあるだけに有能なプレイスキッカーがいるかいないかは試合の勝敗を大きく左右する要素と言っていいだろう。

そんなFKを得意とする選手がバイエルン・ミュンヘンにもいる。オーストリア代表DFダビド・アラバだ。距離に合わせた助走から、まるでスナイパーのようにゴール隅へシュートを突き刺すアラバ。今季もリーグ戦第3節マインツ戦でも、相手GKが一歩も動けない完璧なFKを披露している。

そんなアラバのFKに関する興味深い統計がある。データサイト『Opta』によると、バイエルンにおいて過去10年間のリーグ戦でアラバ以上に直接FKを沈めた選手はいないのだという。その得点数は7ゴール。2位タイとなったFWロベルト・レヴァンドフスキとMFバスティアン・シュバインシュタイガーの3ゴールに、2倍以上の差をつけてトップに君臨している。
これまでも数多く直接FKでゴールネットを揺らしてきたアラバだが、彼はまだ27歳。今後もしばらくはその左足がブンデスで猛威を振るい続けることだろう。はたして、このオーストリア代表はキャリア通算で直接FKを何本沈めることとなるのだろうか。魔法の左足を持つ天才FK職人からは、これからも目が離せない。

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