レアルを去った天才レフティーの“10年間” ジダンに憧れた遅咲きタレント

レアル・ベティスのカナレス photo/Getty Images

ベティスの一員としてレアルと対峙する

2010年2月、ジネディーヌ・ジダンに憧れていたという若き天才レフティーがレアル・マドリードに加わった。

スペイン世代別代表でもプレイし続けてきたMFセルヒオ・カナレスだ。

カナレスは10代の頃より高く評価され、レアルに加わったところまでは順調そのものだった。しかし銀河系軍団・レアルで出番を掴むのは簡単なことではなく、カナレスは数試合しかプレイできないままマドリードの地を離れることになった。

あれから10年。カナレスは2018年に加わったレアル・ベティスで再び注目を集める選手になってきている。昨季はキャリアハイとなる9得点を記録し、昨年3月にはスペインA代表でもデビューを飾った。

かなり遅いスペイン代表デビューとなったが、カナレスは時間をかけて着実に成長してきたのだ。スペイン『MARCA』によると、カナレスも「僕はマドリードで100%を尽くしてきた。今の僕は異なる選手だし、より成熟して完成された選手となった」と自信を口にする。

レアル・マドリードで壁にぶつかり、度重なる負傷で成長も遅れた。カナレスにとって理想的な10年ではなかったはずだが、29歳となった今は選手として完成されてきている。

8日、ベティスはホームにレアル・マドリードを迎える。ジダンの前で成長したところを見せるチャンスでもあり、EURO2020へ終盤戦も結果を残したい。

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