現代の“パーフェクトNo.9” 今年たった2点でもリヴァプールの9番は問題なし

リヴァプールのフィルミーノ photo/Getty Images

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ゴールでは語れないものがある

2020年に入ってから奪ったのは僅か2点のみ。しかもホームのアンフィールドでは今季未だ無得点。この成績でワールドクラスのFWと表現するのは難しいかもしれない。

しかし、リヴァプールFWロベルト・フィルミーノはそれでも批判を受けない。リーグ戦で未だ1敗しかしていないリヴァプールにとって、最前線はフィルミーノ以外あり得ないのだ。

英『Daily Mail』によると、自身もリヴァプールで活躍した解説のジェイミー・レドナップ氏はフィルミーノが現代的なパーフェクトNo.9だと絶賛する。
「フィルミーノは他者にスペースを作り出し、攻撃を繋ぎ、中へ入ってくることを好むマネとサラーにチャンスを提供している。サラーとマネはワイドな位置に留まることがない。クロップもフィルミーノの仕事を評価するだろう。たとえ彼がアンフィールドで得点を奪っていないとしてもだ。フィルミーノは得点数だけに頼るわけでもなく、自己犠牲の精神があるモダンなNo.9だ。クロップの4-3-3システムにおいて彼は中心なんだ」

フィルミーノは得点数こそ伸びないが、2月1日のサウサンプトン戦のように3アシストを決めることもある。マネとサラーの得点力を活かすうえで欠かせぬ存在だ。絶妙なバランスで成り立つ現リヴァプールの3トップもサッカー史に残る攻撃ユニットと言えよう。

チャンピオンズリーグの方でもフィルミーノは今季無得点だ。それでもアトレティコ・マドリードを撃破してベスト8へ駒を進めるにはパーフェクト・リンクマンのフィルミーノが欠かせない。

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