17歳の成功数が100回超え フランスの新星はいずれ“タックルキング”となる

レンヌで活躍するカマビンガ(左) photo/Getty Images

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怪物級の才能持ったヤングタレント

現在のサッカー界において、“タックルキング”の称号に最もふさわしい選手は誰か。レアル・マドリードのMFカゼミロ、チェルシーのMFエンゴロ・カンテ、マンチェスター・ユナイテッドのアーロン・ワン・ビサカなど頭に浮かぶ選手は多い。

だが、おそらく現時点で最もその座に近いのはレスターのDFリカルド・ペレイラなのだろう。同選手は現時点でプレミアリーグにおいて欧州5大リーグトップとなる117回ものタックル成功数を記録しており、相手からボールを絡めとる技術は卓越したものがある。数字で結果が出ているだけに、多くの人が納得するはずだ。

しかし、そんなペレイラから“タックルキング”の座を奪わんとフランスで急成長を見せている17歳がいる。それはスタッド・レンヌに所属するMFエドゥアルド・カマビンガだ。17歳ながらすでにU-21フランス代表にも招集されている同選手。守備的中盤を主戦場としており、ここまでリーグ・アンで3位につけるレンヌでガッチリと定位置を確保している。まだ10代ながらリーグ戦25試合の出場は称賛に値するものと言っていい。
そんなカマビンガが今季リーグ・アンで記録しているタックル成功数は驚異の107回。欧州5大リーグにおいて、現時点で100回超えを達成しているのはペレイラと彼だけだ。ペレイラとの差は10回あるものの、17歳の選手がここまで数字を伸ばしてきているのとは驚きだ。彼が起用される理由が、単に若さだけでないことが見て取れるスタッツとなっている。

身体の線こそまだ細いが、それを逆手にとった軽やかな身のこなしを武器に相手アタッカーからボールを掠め取るカマビンガ。その才能にフランスの人々も惚れ込んでいるようで、国内ではポジションこそ違えど「またムバッペ級の逸材が現れた」との声も上がっている。

ペレイラを猛追するカマビンガだが、はたしてこの17歳は“タックルキング”の称号を手にする日は近いのか。新たに出現した怪物級の才能を持ったティーンエイジャー。一度プレイをチェックしておいても損はない。

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