「1対1において世界最高のDF」 マンUの“スパイダー”へ絶賛は止まらない

マンC戦で躍動したワン・ビサカ photo/Getty Images

圧巻だったスターリング完封劇

リヴァプールのトレント・アレクサンダー・アーノルド、マンチェスター・シティのカイル・ウォーカー、レスター・シティのリカルド・ペレイラ、チェルシーのリース・ジェイムズ……。今季もイングランド・プレミアリーグで優秀な右サイドバックが躍動しているが、その中でも最高の選手は誰なのか。

候補は多いものの、かつてリヴァプールで活躍したジェイミー・キャラガー氏は“1対1における強さ”だけを見るならば、ある一人の選手がズバ抜けていると主張する。同氏が最高級の称賛を送ったのは、マンチェスター・ユナイテッドに所属するDFアーロン・ワン・ビサカだ。

現地時間8日に行われたリーグ戦第29節のマンC戦で、マッチアップしたFWラヒーム・スターリングを完封してみせたワン・ビサカ。伝統ある“マンチェスター・ダービー”でマンUが2-0の勝利を収めることができたのは、この22歳の働きによるところが間違いなく大きかった。このパフォーマンスにはキャラガー氏もメロメロのようで、試合後には英『BBC』に対して「1対1のバトルにおいて、ワン・ビサカは“世界最高のDF”だね」と興奮気味に話している。

そして、このキャラガー氏の意見には『BBC』で解説を務めるガース・クルックス氏も賛同。「シティはスターリングと(バンジャマン・)メンディのコンビネーションで右サイドを崩そうとしたが、結局最後までワン・ビサカの壁を通り抜けることはできなかったね」と、マンCの左サイドを完封したワン・ビサカには舌を巻いている様子だ。

かねてより鋭いタックルと厳しいチェックで相手アタッカーをことごとく封じてきたワン・ビサカだが、スターリング級の選手を完璧に迎え撃ったことで評価はうなぎのぼりだ。長い足でボールを絡めとることから“スパイダー”の異名をとるワン・ビサカ。はたして、この評価は一体どこまで上昇し続けるのだろうか。マンUの右サイドに君臨する22歳からは今後も目が離せない。

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